各種がん

乳房再建の方法をよく知って、イメージ通りの乳房に 不安にならないで――全摘しても自然な乳房は取り戻せる

2010年1月

名古屋第二赤十字病院 乳腺外科部長の 久留宮康浩さん 「胸を失ってしまった」 「形が崩れてしまって、左右の大きさが全然違う……」 乳がんの手術後に、患者さんからよく聞かれる声―― でも大丈夫、自信を持って 乳房再建手術で、自然な乳房は取り戻せるのだから 乳房が温存されない温存手術なんて…… 乳がんの手術には、乳房温存手術と乳房切除手術がある。温存手術は乳房の一部だけを切除し、局所での再発を...

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経口剤TS-1を用いるIRIS療法にFOLFIRI療法と同等の効果を証明 大腸がん化学療法の新時代が到来

2010年1月

高知医療センター 腫瘍内科科長の 辻晃仁さん FOLFOX、FOLFIRIは、進行大腸がんに対する標準化学療法である。 どちらも5-FUの持続静注を伴うのが特徴だが、2日間にわたる持続静注は、患者さんにとって負担が大きい。 そこで、TS-1が5-FU持続静注の代わりになることを期待し、IRISとFOLFIRIの比較試験が行われた。 その結果、IRISはFOLFIRIに劣っていないことが証明され...

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2010年に臨床試験がスタート~治療の進歩に大きな可能性が~ 新薬の登場で変わる小児白血病の治療

2009年12月

中通総合病院 入院総合診療部長・ 小児科統括科長の 渡辺新さん 急性リンパ性白血病はかつて不治の病とされてきたが、現在では化学療法の進歩により6~7割の患者が治る。 小児の急性リンパ性白血病には、B前駆細胞性(80パーセント)とT細胞性とがある。従来、B前駆細胞性もT細胞性も同じ治療が行われてきたが、予後の悪いT細胞性に効果のある新しい抗がん剤の登場で急性リンパ性白血病治療に新たな光が見えて...

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小児がん看護で先進的なトータルケアを実践する聖路加国際病院 ナースはあくまでも患者さんとその家族の側に

2009年12月

聖路加国際病院副看護部長の 吉川久美子さん 小児がんの患者さんは子どもであり、そのケアにはさまざまな苦労がつきまとう。 小児がん看護で先進的なケアを行い、注目を浴びているのが聖路加国際病院だ。 同病院の副看護部長で、小児病棟・小児総合医療センターナースマネージャーの吉川久美子さんに話をうかがった。 トータルケアにおいて職種の上下関係はない 聖路加国際病院では、小児がんの治療で入院して...

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カウンセラーと1対1の対話を通して「ベストの1枚」を選ぶ 「乳房にぴったり合った1枚」で患者さんの心の痛手を癒やす

2009年12月

乳房を切除した患者さんに安心感を与える1つのアイテム。それが下着メーカー・ワコールのサポート製品「リマンマ」だ。治療方法や術後の体型の変化などを考慮しながら、体にぴったりとフィットする下着に出合ったある乳がん患者さんの体験を通して、「リマンマ」の魅力を探る。 胸を失った喪失感をリマンマが埋めてくれた 完全個室で治療法や経過、体型に合わせて患者さんと一緒に熟考するカウンセリング。「パッドは...

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3次元シミュレーションが可能にした究極の胸腔鏡下肺腫瘍縮小手術

2009年12月

東京女子医科大学医学部 第1外科学講座・ 呼吸器外科主任教授の 大貫恭正さん 肺腫瘍を胸腔鏡下で最小限に切除する。そんな高度な手術が、可能になった。3次元のCG(コンピュータグラフィック)画像の開発により、病巣部を血管や気管支が取り巻いている様子を立体的に掌握できるようになったからだ。 3次元による画像で血管や気管支の位置を確認しながら胸腔鏡下手術を行う 手術開始から2時間半を経過し...

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ザンクトガレン2009から術後の薬物治療を読み解く 個人に最適な治療を見極める! 乳がんはより個別化の時代へ

2009年12月

大阪府立成人病センター 乳腺・内分泌外科副部長の 元村和由さん 他のがん種に比べても、とくに個別化治療が進んでいる乳がん。 最近では、個人の再発リスクを遺伝子の発現状況によって判定できるようになり、より患者さんに適した治療法が分かるようになってきた。 最新の乳がん薬物治療を、今年3月に開かれた乳がん国際会議ザンクトガレン2009から紹介する。 乳がんの術後治療がシンプルになった 乳がんが早...

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脱毛が少なく、副作用が少ない 乳がんの新しい薬物療法「XC療法」

2009年11月

社会保険久留米第一病院 外科部長の 田中真紀さん 効果はタキサン系抗がん剤に匹敵し、点滴の必要がなく、脱毛が少ないという新しい薬物療法に期待が高まっている。 乳がんの新しい薬物療法 進行・再発した乳がんの治療は、抗がん剤が大きな鍵を握っています。乳がんは他のがんに比べて、抗がん剤が効きやすく種類も多いため、1つが無効になっても次の薬が使え、これを繰り返すことによって長期の延命を計っている患者さ...

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後発医薬品(ジェネリック)の活用で、高額な治療費の負担が軽くなる可能性あり 家計にやさしいがん治療~乳がん患者の場合~

2009年11月

東京大学医学部付属病院 乳腺内分泌外科講師の 多田敬一郎さん 乳がんは他のがん種と比べ比較的予後が良好である。この要因として、種々の治療薬が存在し、がんの制御が可能となっていることがあげられる。しかし、高額な治療費が多いうえ、長期にわたる薬物療法の治療費が家計を圧迫し、継続的な治療が困難になるケースも見受けられる。徐々にではあるが、乳がんの治療薬にも後発医薬品(ジェネリック)が導入されてきてお...

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補助化学療法の有用性をよく理解して治療を受けることが大切 経口抗がん剤による肺がんの術後の治療。2~3センチの腫瘍径の生存率がアップ

2009年11月

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 肺がん手術でがん細胞をきれいに切除できても微小転移が起きている可能性がある。この微小転移が徐々に大きくなって再発につながることがあるので、再発予防のための術後補助化学療法としてUFTを服用することで2~3センチの腫瘍径の患者さんに有効であることが、神奈川県立がんセンター呼吸器外科の坪井正博さんらの無作為化比較試験の結果、明らかになった。 補...

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