各種がん

前立腺がんになってもあわてない――治療法、その選択肢と選択方法とは これだけは知っておきたい! 前立腺がんの基礎知識

2009年2月

東京厚生年金病院 泌尿器科部長の 赤倉功一郎さん 前立腺がんは今、日本で最も増えているがんの1つ。一般的に高齢者に多く、進行が遅いのが特徴です。そのため、手術などの治療を行わずに、PSA(前立腺特異抗原)という腫瘍マーカーで進行をチェックしながら様子を見ること(待機療法)も多く、治療する場合も選択肢がたくさんあります。前立腺がんです、と言われてもあわてずに、医師とともに長期で治療の流れを見据え...

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2020年には肺がんに次いで罹患数第2位に。早急な対応が求められている 前立腺がんは早期に発見すれば、さまざまな治療法がある

2009年2月

横浜市立大学大学院医学研究科 泌尿器病態学准教授の 上村博司さん ここへ来て、わが国でも前立腺がんの患者さんは急増しており、2020年には前立腺がんの患者数は、肺がんに次いで第2位になると予測されている。前立腺がんの危険因子から、診断法、症状、最新の治療法まで、前立腺がんの基礎知識を、横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学准教授の上村博司さんが解説する。 前立腺がんの因子は加齢、食生活、遺伝...

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前立腺がんと共存していくには、骨のケアが大切 前立腺がんが再発・転移しても長期のコントロールが可能に

2009年2月

北里大学医学部 泌尿器科学講師の 佐藤威文さん 前立腺がんは現在では、もっとも生存率の高いがんだが、再発・転移ともなれば、やはり深刻な気持ちにならざるを得ない。 北里大学病院で前立腺がんを専門に診療を行っている医学部泌尿器科学講師の佐藤威文さんは、前立腺がんには再発・転移してもさまざまな治療法があり、決して悲観することはないと力説する。 外科手術後の再発と放射線治療後の再発 日本で現在、成人...

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小社主催前立腺がん市民公開講座パネルディスカッション 前立腺がんの治療は、打つ手が多く、あきらめないことが肝心!

2009年2月

前立腺がんは早期発見、早期治療が基本だが、運悪く発見、治療が遅れても、打つ手はいろいろある。前立腺がんの患者さんは、いかに前立腺がんと共に生きていくべきか。2008年11月22日(土)前立腺がん市民公開講座が日石横浜ホールで開催された。1部の横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学准教授の上村博司さん、北里大学医学部泌尿器科学講師の佐藤威文さんの講演に続いて2部のパネルディスカッション「前立腺がん...

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新たな抗がん剤の登場で治療法が大きく前進 ここまで変わった! 再燃前立腺がんの最新治療

2009年2月

千葉大学医学部付属病院 泌尿器科診療教授の 鈴木啓悦さん 前立腺がんの治療法の1つであるホルモン療法。有力な手立ての1つではあるものの、いずれその効果は効かなくなり、再びがんが増殖し始め、再燃をきたす。最近、この再燃前立腺がんに対して新たな治療法が加わった。 2008年8月に、前立腺がんの抗がん剤としては初めての薬剤が承認されたのだ。大きく変わり始めた前立腺がんの最新治療を紹介する。 前立腺が...

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抗がん剤と放射線を併用することによって、QOLの高い生活ができる 進行がんでも、膀胱全摘に引けを取らない膀胱温存療法

2009年2月

四国がんセンター 泌尿器科医長の 住吉義光さん 進行膀胱がんに対しては、普通、膀胱をまるごと切除する治療が行われる。しかしそれを行うと、自分の力で排尿できなくなり、治療後のQOL(生活の質)が著しく損なわれる。そこで四国がんセンター泌尿器科では、切除に代わって、抗がん剤と放射線を駆使して膀胱を温存する治療が進められている。この療法では排尿機能が保たれるばかりでなく、治療成績も全摘術に劣らないとい...

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治るがんだからこそ、化学療法の治療スケジュールを守ることが重要 抗がん剤の併用療法で精巣がんの根治をめざす

2009年2月

獨協医科大学越谷病院 泌尿器科教授の 岡田弘さん 獨協医科大学越谷病院 泌尿器科准教授の 新井学さん 精巣がんは基本的に治るがんだ。早期に発見すれば根治率はほぼ90パーセントと良好な成績を示している。また、多くのがんは転移すると根治が難しくなるが、有効な抗がん剤による化学療法と手術療法、放射線治療を組み合わせた集学的療法により、かなりの確率で根治が期待できるがんとなっている。 20~3...

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転移がなく、腫瘍が3センチ以下なら5年生存率は80パーセントのデータも 体への負担が軽く、繰り返し治療できる肺がんラジオ波治療

2009年1月

岡山大学医学部 放射線科教授の 金澤右さん ラジオ波治療は、体に対する侵襲が少なく、臓器の損傷を最低限にとどめて繰り返し治療ができるのが大きな利点。すでに早期の肝がんでは標準治療の1つとして認められていますが、最近では他のがんでも有望な局所治療法として期待されています。 中でも、早くから肺がん治療への応用を研究してきたのが、岡山大学医学部放射線科教授の金澤右さんです。世界でも最多の治療例を持...

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検査技術の向上で1センチ前後のがんが発見され部分切除のニーズが高まる 術後の痛みも少なく早期に退院できる肺がん胸腔鏡下手術

2008年12月

福岡大学医学部呼吸器・ 乳腺内分泌・小児外科教授・ 診療部長の岩崎昭憲さん 内視鏡下外科手術は、一般の手術に比べて傷が小さく、体への負担も少ないことから、最近はさまざまながん治療に利用されています。肺がんでも、早期がんを対象に胸腔鏡下の手術が普及しつつあります。 しかし、内視鏡下外科手術には手術を行う医師の技術格差も大きいと言われます。早くから胸腔鏡下の肺がん手術に取り組み、安全性の向上に貢献し...

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理論的には理想的ながんペプチドワクチンの本当の効果は? 実用化に1歩近づいた膀胱がんのワクチン療法

2008年12月

岩手医科大学 泌尿器科学講座教授の 藤岡知昭さん がんのワクチン療法は、長い間その実現が待たれてきたが、実用化まではなかなか至らなかった。 ところが、岩手医科大学泌尿器科学講座(藤岡知昭教授)と東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター(中村祐輔教授)が新たな手法を駆使してがんに特異的なペプチドワクチンを開発。すでに昨年2月から膀胱がんを対象に、医師主導型の臨床研究を開始している。 まだ症例数は...

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