各種がん

小児がんで苦しむ子どもたちとその家族を救いたい ゴールドリボン運動のさらなる推進への熱き想い

2008年12月

NPO法人 「ゴールドリボン・ネットワーク」 理事長の 松井秀文さん 小児がんの子どもたちとその家族を支援する「ゴールドリボン運動」は乳がんの早期発見・早期治療啓発活動のための「ピンクリボン運動」に比べ日本では歴史が浅く、患者数も少ないため、まだその認知度は低い。 そもそも「小児がん」については一般の認識も乏しく多くの誤解や偏見を生んでいる。 「がん保険」のアフラックは2006年11月より社...

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予後がよくないがんは早期発見が要。定期的な尿検査や超音波検査を これだけは知っておきたい膀胱がんの診断と治療

2008年11月

横浜市立大学大学院 医学研究科泌尿器病態学教授の 窪田吉信さん 膀胱がんの初期症状や現在の標準治療、さらには今後の治療展開について、横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学教授の窪田吉信さんに話を聞いた。 膀胱がんは喫煙が大きな危険因子 膀胱がんは、膀胱の内側を覆っている移行上皮に発生する。実は、腎盂、尿管、膀胱、尿道の内側は、すべて移行上皮で覆われていて、ここにできるがんはすべて仲間と考えてい...

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化学療法と放射線療法の併用で膀胱温存、副作用の少ない世界標準薬の登場も 明るい兆しが出てきた膀胱がんの最新治療

2008年11月

筑波大学大学院 人間総合科学研究科教授の 赤座英之さん 膀胱がんは、膀胱壁の粘膜にとどまる非筋層浸潤がん(表在性がん)なら内視鏡で治療ができ、全摘しなくてすむが、それ以上に進行した筋層浸潤がん(浸潤性がん)は、膀胱全摘や化学療法で後遺症や副作用に苦しめられるばかりでなく、膀胱を失うというQOL(生活の質)上の大きな問題が存在する。しかし、最近このような場合でも、化学療法と放射線療法の併用により膀...

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予後がよくないがんは早期発見が要。定期的な尿検査や超音波検査を 要注意! 進行の早い腎盂尿管がんの診断と治療

2008年11月

日本大学医学部 泌尿器科学主任教授の 高橋悟さん 尿の通り道にできる腎盂尿管がん。 組織的には膀胱がんと同じだが、膀胱よりも壁が薄いため、周囲に浸潤しやすく、予後がよくない。 どんなことに気をつけ、どんな治療をしたらいいのだろうか。腎盂尿管がんの診断と治療における注意すべき点をまとめる。 現状と症状 症状のない血尿が特徴の1つ [尿の通り道の臓器] 腎盂は腎臓でつくられた尿をためる部分で、...

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進行再発乳がんのホルモン療法最新トピック 今後はアロマターゼ阻害剤と分子標的薬の組み合わせが鍵に

2008年11月

聖マリアンナ医科大学 乳腺内分泌外科准教授の 緒方晴樹さん 進行再発乳がんの新しい治療指針 乳がんの治療は、がんが局所にとどまっていると考えられる場合には手術が基本になる。手術を行い、術後治療として、放射線療法や薬物療法(化学療法やホルモン療法)が行われる。 これに対し、がんが全身に広がっていると考えられる場合がある。1つは、がんが見つかった時点で、すでに転移があるようなケース。もう1つは、手...

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新しい治療法、治療薬が登場し、肝細胞がんの治療選択肢が広がる これだけは知っておきたい肝臓がんの診断と治療

2008年11月

近畿大学医学部 消化器内科主任教授の 工藤正俊さん “沈黙の臓器”とも呼ばれる肝臓。そのため、がんに罹っていても、自覚症状が出ず、分かった時にはもう手遅れということが多い。 しかし肝臓がんは、他の多くのがんと違い、発生原因が分かっているため、検査の対象者が絞れ、早期発見・早期治療が可能ながんでもある。 さらに最近では、ついに肝臓がんをターゲットにした分子標的薬まで登場しすでに海外では使用され...

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低侵襲、負担の少ないラジオ波焼灼療法。さらに効果を高めるために併用も 次々に進化する肝臓がんの内科的療法

2008年11月

近畿大学医学部 消化器内科主任教授の 工藤正俊さん 肝臓がんは、肝臓の性質から切除手術ができないケースが多く、そのため各種の内科的療法が開発されてきた。 かつての主流であったエタノール注入などと同じ肝臓がんの内科的療法の1つである「ラジオ波焼灼療法」は、がんの位置を画像で確認しながらがん細胞に電極を挿入し、ラジオ波で生じる高熱で焼き切る治療法だ。 現在、既存の局所療法をしのぐ治療効果が認めら...

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治療成績の差が大きい肝移植は病院選びが要 適応や切り方が明確になった肝臓がんの外科療法

2008年11月

順天堂大学医学部付属 順天堂医院 肝・胆・膵外科主任教授の 川崎誠治さん 手術(外科療法)、局所療法、動脈塞栓療法など、さまざまな治療法がある肝臓がん。中でも、症例の蓄積によって切除方法や適応がより明確になった手術と、保険も適用になった肝移植という、2つの外科療法の現在について、順天堂医院肝・胆・膵外科主任教授の川崎誠治さんにうかがった。川崎さんは02年、河野太郎衆議院議員が肝硬変だった父親...

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新薬の登場で治療が大きく前進する腎がん これだけは知っておきたい腎がんの診断と治療

2008年11月

横浜市立大学大学院 医学研究科泌尿器病態学 教授の窪田吉信さん 腎がんの初期症状や現在の標準治療、さらには今後の治療展開について、横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学教授の窪田吉信さんに話を聞いた。 腎がんの患者数は年々増加している 日本では、腎がんになる人は年々増えており、また腎がんによって死亡する人も増加傾向にある。腎がんは、もともと欧米諸国に多かったがんで、日本人の生活が欧米化した...

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分子標的薬が初めて認可され、腎がん治療は大きな変革期に 「腎癌診療ガイドライン」をわかりやすく読み解く

2008年11月

岩手医科大学医学部 泌尿器科教授の 藤岡知昭さん 2007年に、日本の「腎癌診療ガイドライン」が初めて刊行されました。腎がんは、がんの中でも独特のがんで、遠隔転移した進行がんや静脈内に侵入したがんでも摘出が勧められる一方、部分切除や腹腔鏡治療も普及。 ラジオ波治療などの低侵襲治療(体への負担が小さい治療)も登場するなど、さまざまな治療が可能です。さらに、2008年に入って分子標的治療薬(分子標...

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