各種がん

傷が小さく、痛みと合併症のリスクが少ない手術 技術格差の大きな腹腔鏡下手術は熟達医を選べ

2007年6月

慶應義塾大学病院の 中川健さん 従来高度先進医療として進められてきた前立腺がん治療の腹腔鏡下前立腺摘除術は、2006年から保険適用となった。 この手術の実績ナンバーワンを誇る慶應義塾大学病院泌尿器科では、死亡率ゼロの好成績を収めている。同病院専任講師の中川健さんから、腹腔鏡のメリットや治療法選択のポイントをうかがった。 日本でダントツの症例数 モニター画面に映し出された様子を見ながら手術す...

詳細はこちら

ビスフォスフォネート製剤によるがんの進行抑制と痛みのコントロール 前立腺がんにおける骨転移治療

2007年6月

北里大学医学部泌尿器科講師の 佐藤威文さん 前立腺がんは、乳がん、肺がんと並んで「骨転移」を起こしやすいがんです。 進行性前立腺がんの80パーセント以上に骨転移が認められるといいます。 患者さんのQOL(生活の質)や予後を左右する骨転移とそれに伴う諸症状および治療について、北里大学病院泌尿器科講師の佐藤威文さんにうかがいました。 自覚症状に乏しい早期骨転移が現れるD2期 前立腺がん症例の骨...

詳細はこちら

間欠療法、交代療法、そして「効かない抗がん剤」に突破口が開かれた 再燃前立腺がんの最新治療

2007年6月

大阪大学病院泌尿器科講師の 西村和郎さん 効くホルモン療法が効かなくなってくると、前立腺がんは別の顔を見せるようになる。困難でやっかいな面だ。 昔は有効な治療法がなかったが、最近は少しずつだが、優れた治療法が登場してきている。その新しい治療法を紹介しよう。 [ホルモン療法の経過] 前立腺がんは、一般的には比較的進行が遅く、ホルモン療法もよく効き、コントロールのしやすいがんとされてい...

詳細はこちら

前立腺がんホルモン療法後の副作用 ほてりに対するSSRIの効果

2007年6月

昭和大学泌尿器科学教室の 直江道夫さん 前立腺がんのホルモン療法により誘発されるホットフラッシュ(ほてり)に詳しい昭和大学泌尿器科助手の直江道夫さんに、その対策をうかがいました。 ホルモン療法の副作用対策は? ホットフラッシュには、SSRIが有効 ホルモン療法は前立腺がんのどのステージでも使える全身的な治療法といえますが、副作用も気になります。前立腺がんのホルモン療法を多く行っている昭和大...

詳細はこちら

乳がんホルモン療法最新レポート アロマターゼ阻害剤の臨床での使い方、3種類の使い分け方を学ぶ

2007年6月

川崎医科大学病院 乳腺甲状腺外科准教授の 紅林淳一さん 乳がんのホルモン療法はホルモン剤の開発により飛躍的な進歩を遂げている。 そのなかで最近注目を集めているのがアロマターゼ阻害剤。 なかでもこれを臨床的にどう使っていけばいいのか、3種類のアロマターゼ阻害剤をどう使い分けていけばいいのかが注目されている。 乳がんのホルモン療法は薬の開発で進歩した ザンクトガレン国際乳がん会議で発表する紅林...

詳細はこちら

進行再発乳がんのホルモン療法 タモキシフェンよりもアロマターゼ阻害剤のほうが効果がある。そして……

2007年5月

埼玉医科大学乳腺腫瘍科教授の 佐伯俊昭さん 進行再発乳がんの基本となる治療指針 進行再発乳がんでは、がん細胞はすでに全身に広がっていると考えられる。そのため、治療法としては、ホルモン療法か化学療法の全身療法が選択される。これらをどう進めていくかを示した治療指針として、「ホルトバギーのアルゴリズム(治療手順)」がよく知られている。 この治療指針では、女性ホルモンに対する感受性の有無が、治療法を選...

詳細はこちら

ザンクトガレン乳がん国際会議2007レポート HER2評価によって見えてきた乳がんの新たな治療法

2007年5月

春の陽光が暖かく降りそそぐスイスの古都ザンクトガレンにて、第10回乳がん初期治療に関する国際会議が開催されました。 この会議は、1978年以来3年ごとに(2001年からは隔年ごと)ザンクトガレンの街で開かれており、世界的にも大きな注目を集めています。 3月14日~17日の期間中、同地には世界中から数多くの乳がん専門家が集結します。 今年の会議は、予防、検診、診断、病理診断、ホルモン療法...

詳細はこちら

渡辺亨チームが医療サポートする:慢性骨髄性白血病編

2007年5月

サポート医師・楠本 茂 名古屋市立大学病院血液・ 膠原病内科チーフレジデント くすもと しげる 1997年名古屋市立大学医学部卒業、同病院臨床研修医。99年静岡済生会総合病院血液内科医。2002年6月国立がん研究センター中央病院内科レジデント。05年4月より名古屋市立大学病院 血液・膠原病内科臨床研究医。06年4月より現職。日本内科学会認定医。日本血液学会専門医。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専...

詳細はこちら

「ゴールドリボンウオーキング2007」が開催 広がれ! 小児がん経験者への支援の輪

2007年5月

ゴールドリボンのサポーターたち 現在、日本では年間約24000人が小児がんに罹っているといわれています。そして小児がんを克服した人たちは、治癒後もさまざまな問題を抱えています。 そんななか「小児がんネットワークMNプロジェクト」によるイベント開催を受けてがんの子供を守る会によるゴールドリボン基金が立ち上げられるなど、少しずつ支援の輪が広がってきました。その輪をより大きなものにしようという思...

詳細はこちら

渡辺亨チームが医療サポートする:膵臓がん編

2007年5月

サポート医師・石井浩国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科医長 いしい ひろし 1960年生まれ。86年千葉大学医学部卒業後、同大学病院、清水厚生病院で研修。90年千葉大学第1内科、国立横浜東病院を経て92年より国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科医員。98年千葉社会保険病院消化器診断部長、01年より国立がん研究センター東病院勤務。02年より現職。専門は原発性肝がん、胆道がん、膵がんの非手術...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!