各種がん

肺がん

希少肺がんのスクリーニングシステムを新薬開発につなげる

2014年9月

「これまでにない遺伝子診断ネットワークを作りました」と話す後藤功一さん個別化医療は、肺がんでもスピードアップしている。肺がんの原因遺伝子を突き止め、それを阻害する最適な分子標的薬を投与する薬物療法が浸透した結果、さらに多くの原因遺伝子を特定しようという試みが繰り広げられている。しかも、スクリーニング(選別)と新薬開発を効果的に結びつけようという画期的な発想だ。加速する遺伝子診断 今年(2014年)...

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EGFR変異、ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がんでの臨床試験結果が話題に

2014年9月

50回目の開催を迎え、今年も世界各国から多くの臨床医が参加した今年で開催50回の節目を迎えた米国臨床腫瘍学会2014年年次学術集会(ASCO2014)。前号に引き続き、同学術集会での話題を拾った。ASCOの年次学術集会では、毎年、各領域において数多く採用された演題の中から、特に話題性の高いものをセッション(領域)ごとに数題選択し、専門家が総括する「ハイライトセッション」が設けられている。これを聞く...

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ピンポイントでがんを抑える 遺伝子異常に大きな効果

2014年6月

「患者さんのQOLも上がっています」と笠原寿郎さん肺がんは各種のがん領域の中でも、新薬の開発が進んでいる分野だ。分子標的薬の導入がいち早く行われ、より効果的な活用法の研究が行われている。どのような患者さんにどの時期に投与するのか――。ほかの治療法との関係や副作用対策までをまとめる。「EGFR阻害薬という種類の分子標的薬は、これまでの化学療法よりも無増悪生存期間(PFS)などの治療成績が良く、QOL...

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日本発の新ALK阻害薬に期待 より高い効果で副作用も少なく

2014年6月

「いかに長く生きていただけるかを考えています」と井上彰さん非小細胞肺がんで進む個別化医療。遺伝子変異に応じた薬剤選択が重要となるが、腺がんの一部に見られるALK遺伝子転座に対する分子標的薬が注目されている。2012年のザーコリに続き、日本で開発された新薬も承認を待っている段階だ。治療に重要な 遺伝子変異の見極め肺がんは、組織型の違いで小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分類される。非小細胞肺がんが全体の...

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維持療法で、質の高い生活を長く送ることも可能に

2014年6月

「維持療法で質の高い生活も送れるようになった」と話す久保田馨さん進行した非小細胞肺がんの場合、がんの病勢が悪化するまでの期間は短く、2次治療を行おうとしても、体の状態が良くなかったりして、治療を始めることが難しいケースが多かった。しかし最近では、標準的な治療期間以降も引き続き負担の少ない化学療法を継続することによって、病状が悪化するまでの期間を延ばし、少しでも長く元気に毎日を過ごすことができる人も...

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脳転移に威力を発揮するサイバーナイフ 技術革新により原発肺がんも保険で治療できる

2014年6月

「サイバーナイフのメリット・デメリットをよく知って治療を選んでほしい」と話す佐藤健吾さん脳に転移しやすいがんの1つが肺がん。脳転移の治療の中心は放射線治療となるが、通常の放射線治療よりも精度が高く、効果が大きいと注目されているのがサイバーナイフだ。技術の進歩が著しく、転移だけでなく肺原発巣へのサイバーナイフ治療も可能になっている。肺がんは脳転移しやすいがんがんの転移は血液やリンパ液の流れに乗って起...

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今、最もホットな話題――開発が進む3つのタイプの抗体薬

2014年6月

「現在肺がんで開発が進められている3タイプの薬剤は、将来期待がもてます」と話す田村研治さんがん免疫療法は、第4のがん治療として長年期待されてきたが、これまでなかなか良い結果を得ることができなかった。しかし、最近になってその状況が変わりつつある。これまでの免疫療法とは全く異なる発想に基づいて開発された薬剤で、次々と良い結果が得られているのだ。新しいメカニズムの免疫療法の開発が進められているがんに対す...

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新しい分子標的薬はより標的を絞り、より副作用を抑える

2014年6月

「日本の医療界全体で取り組んでいます」と笠原寿郎さんイレッサやタルセバの登場で治療が大きく進んだ非小細胞肺がんだが、まだまだ新薬開発の動きは止まらない。第2世代、第3世代と呼ばれる分子標的薬の臨床試験が続々と行われている。新薬開発の現状とその特徴をレポートする。受容体からの刺激伝達を防ぐ肺のがん細胞を模式図にすると、図1のようになる。表面の細胞膜から、様々な受容体が突き出ている。そして、受容体が受...

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実は多いCOPD合併。感染に気をつけ、栄養と運動を

2014年4月

「COPDと肺がんは関連性があり、肺がんのスクリーニングとしても期待しています」と話す関根康男さん慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙などが原因で肺に慢性的な炎症が起こり、その結果、気道(気管支)が閉塞し、呼吸機能が低下する病気である。患者数は世界中で約2億1,000万人とも言われ、2005年には300万人以上がCOPDで亡くなっている。世界的な喫煙率の低下に伴って将来的には患者さん数が減少すると考...

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【呼吸器内科医×患者対談】医療者と十分コミュニケーションをとり、自分に合った治療法を選ぶ 自分で納得した肺がん治療を行うために

2013年11月

自分にあった治療法を選択するために、医療者と上手にコミュニケーションをとっていくことの大切さを話し合うSさん(右)と古屋直樹さん(左) 遺伝子検査により、自分のタイプに適した個別化治療が進む肺がん治療。自分自身で納得し、自分に合った肺がん治療を受けるためには、医療者とのコミュニケーションが大切です。遺伝子検査でALK融合遺伝子陽性であることが判明し、新薬ザーコリによる治療を続ける患者さんとその主治...

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