各種がん

肺がん

普通の治療とどう違うの? なぜ必要なの? の基礎から知っておこう 肺がんの個別化治療って、何?

2010年12月

国立がん研究センター 中央病院呼吸器腫瘍科 呼吸器内科外来医長の 久保田馨さん 今、めまぐるしい進歩を遂げている肺がんの治療。 それにはどうやら、肺がんにいろいろなタイプがあるとわかってきたことが、大きなカギとなっているようだ。 そこでよく耳にする言葉、「個別化治療」。それは一体どんな治療なのか。 なぜ個別化治療なのか? がん治療では、がんの進行度によって治療法が変わってきますが、肺がんの場合は...

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バイオマーカーをよく理解し、より効果的な治療を受けよう 個別化治療を推し進める肺がんのバイオマーカーとは?

2010年6月

静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科部長の 山本信之さん 今、肺がんは、がん治療のなかでも個別化治療が進んでいる分野の1つ。その個別化治療を急速に推し進めているのがバイオマーカーの存在だ。治療効果だけでなく、副作用に関しても重要な意味をなしている。 注目を集める肺がんのバイオマーカー がんの分子標的薬による治療が進むにつれて、「バイオマーカー」という言葉が知られるようになってきた。 バイ...

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アバスチンの併用で奏効率が高まり、病状の悪化を防ぎ、生存期間も延長した 切除不能な進行・再発非小細胞肺がんの最新薬物療法

2010年6月

兵庫県立がんセンター 呼吸器内科部長の 里内美弥子さん 昨年の11月から、分子標的薬の「アバスチン」が、扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの治療に使えるようになった。 国内外で行われた臨床試験では、奏効率を高め、病状の悪化を防ぎ、生存期間も延長することが確認されている。 適切な患者さんを選択して使用することで、喀血など危険な副作用のリスクを回避できるようになってきた。 頭...

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肺がんとともに長く生きる8人の患者さんからのメッセージと生き方 肺がんの長期生存の秘密

2010年6月

肺がんに罹っても5年、10年と長く元気に過ごしている人たちがいる。 その人たちはなぜ、こうして健やかな毎日を送ることができているのだろうか。その秘訣を探った。 初発から8年 人生をリセットして全力で治療に取り組んだ 村田益子さん(61歳) 村田益子さん 01年10月に肺がんが発覚し、手術。手術後、リンパ節に転移していることがわかる。 その後、02年6月に、反対側の左肺に再発。抗がん剤治療を...

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3人の肺がん専門医から学ぶ、患者の心得 肺がんを乗り越え、長期生存を実現するためのヒント8

2010年6月

国立がん研究センター 東病院呼吸器外科医長の 吉田純司さん 神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 近畿大学医学部内科学教室 腫瘍内科部門准教授の 倉田宝保さん 肺がんになっても、長生きしている人はいる。なぜ長生きできているのだろうか。実際に診療現場で多くの肺がん患者たちと向き合い、治療にあたっている肺がん専門医3人から、長期生存へのヒントを探る。 向上する治療後...

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手術の世界標準は「肺葉切除」。それよりも小さな切除でも安心か、現在臨床試験中 どこまで進んでいるか、肺がんの縮小手術

2010年6月

順天堂大学医学部付属 順天堂医院呼吸器外科教授の 鈴木健司さん 現在、肺がんの手術は「肺葉切除」が国際的な標準治療となっている。 最近は、さらに切除範囲を小さくした縮小手術の技術が進歩し、患者さんの手術負担が軽減されている。 この縮小手術は、どんなメリットがあるのだろうか。 入院期間が短縮し早期の社会復帰も可能に 肺がんの治癒を目指す中心的な治療法は、手術です。治癒を目指す手術が可能なのは、肺...

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肺がん治療の世界的権威に聞く 英国の肺がん治療を大きく変えた新薬の登場とその事情

2010年5月

英国マンチェスター大学、 国立クリスティー病院の 腫瘍学教授の ニコラス・サッチャーさん 英国の肺がん治療の権威として知られるニコラス・サッチャー教授が来日したのを機に、肺がん、なかでも非常に割合の多い非小細胞肺がんの治療をめぐる最新事情について伺った。   ニコラス・サッチャー(Nicholas Thatcher) 英国マンチェスター大学、国立クリスティー病院の腫瘍学教授。王立...

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遺伝子レベル・組織レベルでがんを知り、より効果的な治療を探る 遺伝子変異の解明と新薬の登場で、肺がん「個別化治療」の幕開け

2010年1月

近畿大学医学部内科学教室 腫瘍内科部門准教授の 倉田宝保さん がんについて、遺伝子や組織型の違いによって効果的な薬剤が異なることがわかってきた。 その違いにしたがって、抗がん剤や分子標的治療薬を使い分けていく新しい考え方の治療が「個別化治療」だ。 今、この治療によって、患者さんの生存を延ばすばかりか、副作用も緩和できるようになってきた。 「個別化治療」は、がんの違いによる治療法 最近、「肺がん」...

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非扁平上皮がんでペメトレキセドが生存期間を延長との結果を受けて 非小細胞肺がんのファーストラインが変わる!?

2010年1月

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 非小細胞肺がんの薬物療法は、プラチナ製剤を含む2剤併用が標準的治療である。2009年5月に承認された肺がんに対する新しい薬は、抗がん剤の選択に関する従来の考え方に変化をもたらした。組織型別に治療を変えるという道が示されたのだ。 最近、肺がん、ことに非小細胞肺がんに対する薬物療法が大きく変革しつつある。イレッサ(一般名ゲフィチニブ)などの分...

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新たな分子標的薬の登場で、劇的な効果がみられる人も 選択肢が増えてきた!! 非小細胞肺がんの最新化学療法

2010年1月

国立病院機構沖縄病院 副院長の 久場睦夫さん 肺がん全体の約8割を占める非小細胞肺がん。その非小細胞肺がんの治療において、化学療法は重要な位置を占めている。 とくに最近では、イレッサ、タルセバなど新たな分子標的薬の登場で、患者さんにはさまざまな選択肢が出てき始めた――。 肺がんの多くは化学療法が必要 [非小細胞肺がんに対する治療方針]   治療方針 1A期 手術 1B期 ...

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