各種がん

胃がん

ピロリ菌を除菌することのメリット・デメリットは? ここまでわかった「胃がんの原因は本当にピロリ菌?」

2010年8月

杏林大学医学部感染症学教授の 神谷 茂さん 胃がんの原因として話題を呼んだヘリコバクター・ピロリ、いわゆるピロリ菌は、本当に胃がんの原因なのだろうか。除菌はしたほうがいいのだろうか。胃がんとピロリ菌をめぐって、現在どこまでわかっているかを調べてみた。 感染したからといって胃がんになるわけではない ピロリ菌の顕微鏡写真 私たちの胃や腸には多くの細菌が生息しており、多くは病原性がなく、消化を助...

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TS-1、シスプラチン、パクリタキセルの併用で生存期間が15カ月に 進行・再発胃がんへのTS-1を含む3剤併用療法が標準治療を超える成果

2010年2月

名古屋医療センター 内視鏡診療部長の 岩瀬弘明さん 2010年改訂版が出る胃がんの治療ガイドラインでは、進行・再発胃がんの標準治療として、TS-1+シスプラチンが推奨される予定だ。臨床試験におけるこの治療法の成績は、奏効率54パーセント、50パーセント生存期間13カ月だった。これを上回る治療成績を残したのが、TS-1+シスプラチン+パクリタキセルの3剤併用療法である。この臨床試験データは、2008...

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お腹に直接抗がん剤を注入し、高い治療効果 あきらめないで!胃がん腹膜播種の治療に新たな光明

2010年2月

東京大学腫瘍外科助教の 石神浩徳さん 胃がんの中でも、がんが進行してお腹中にがん細胞が散らばる腹膜播種。腹膜播種が起こってしまうと治療は難しく、現在のところ治療法は確立されていない。そうした中、新たな方法として注目されているのが、抗がん剤を直接お腹の中に注入してがん細胞を叩く治療法だ。高い治療成績も出始めている。 お腹中にがん細胞が散らばる腹膜播種 胃の粘膜で発生した胃がんは、大きくなると胃の壁...

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TS-1+シスプラチン併用療法が進行・再発胃がんの標準治療になる!? 胃がんガイドラインの書き換えを迫る日本発・抗がん剤のパワー

2009年7月

流山中央病院外科の 今野宗一さん 胃がんは再発・転移すると有効な抗がん剤がないため、治癒は難しいとされてきた。しかし、TS-1が登場し、新たに発表された臨床試験の結果は、胃がん治療ガイドラインの書き換えを迫るものであり、再発胃がん治療を大きく前進させるものとなった。胃がんは、たとえ再発しても諦めなくていい時代になってきたのだ。 治りにくい再発胃がん 胃がんの再発とは内視鏡や手術、抗がん剤など...

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これだけは知っておきたい!胃がんの基礎知識 抗がん剤の研究が進み、進行がん治療にも希望が!

2009年4月

癌研究会有明病院副院長・消化器センター長兼消化器外科部長の山口俊晴さん 胃がんはがんの中でも治りやすい病気の1つで、「切ったら終わり」というイメージを持つ人も多いのではないだろうか。確かに早期で発見した場合、基本的には外科手術で治る。ただし、早期で発見される人は、現在全体の約半分。残りの半分は、進行がんの段階で発見される、まだまだ怖い病気だ。 胃がんは胃のいちばん内側の「粘膜」にできるがん ...

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ステージ2と3では補助化学療法としてTS-1の術後1年間服用が標準治療に 胃がん術後の再発を抑えるエビデンスが登場した!

2009年4月

北里大学医学部 外科講師の 桜本信一さん 古くから胃がんの術後、再発を防ぐための治療として1~2年間の補助化学療法が行われてきた。しかし、このような術後化学療法で生存期間が長くなるとか、再発率が抑えられるといった確かなエビデンス(科学的根拠)は得られていなかった。だが、TS-1の登場により2001年10月に始まった大規模臨床試験は2004年12月まで続けられた。結果ステージ2、3の術後補助化学療法...

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悪性度の高いスキルス胃がんにもこれだけ武器が出てきた! 分子標的治療薬の研究が進み、スキルス胃がん治療に光が見えてきた

2009年4月

大阪市立大学大学院 医学研究科准教授の 八代正和さん スキルス胃がんというと、その「タチの悪さ」で一際恐れられる胃がんだ。これまでの治療成績では、手術をしても術後の5年生存率は10~20%であった。しかし、現在、分子標的治療薬の臨床試験が進んだり、新薬候補となる物質が見出されるなど「手の施しようがなかった」状況から脱却しつつある。 スキルス胃がんと一般の胃がんの違い 胃がん全体の約10%を占めるス...

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有効な治療法がなかった時代から、TS-1との併用や腹腔内投与に期待感 新しい治療法が生まれつつある腹膜転移の治療

2009年4月

関西ろうさい病院 消化器外科部長の 田村茂行さん 消化器がんに起こりやすい腹膜転移。消化管のがんが細胞壁を突き破って腹腔の中にこぼれ落ちて転移するがんであり、いわゆる“悪性がん”といわれるものが多い。これまで、腹膜転移には、あまり効果的な治療法がなかった。だが最近になって、新しい抗がん剤の登場や腹腔内化学療法といった治療法の開発が進み、徐々にその治療への道が築かれようとしている。 悪性がんが多...

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腹腔鏡の利点を活かした「福永方式」に国内外からの見学者が殺到する 安全で確実な「胃がんの腹腔鏡下手術」の普及が患者さんを救う

2008年9月

癌研有明病院 消化器外科医長の 福永哲さん 今や胃がんの半数以上が早期がん。腹腔鏡下手術の対象になる人も増えています。しかし必ずしもその術式は確立されたものではありませんでした。これに対し、腹腔鏡下手術の特性を生かした手術方法を開発し、安全性と確実性を高めたのが癌研有明病院消化器外科医長の福永哲さんです。その手術や講演には、今や国内外から見学者が殺到しています。 腹腔鏡の利点を生かした術式の改...

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胃がん治療のルートマップとして役立ててほしい これだけはおさえておきたい胃がん治療ガイドラインのポイント

2007年9月

癌研有明病院消化器センター長兼消化器外科部長の山口俊晴さん ガイドラインと呼ばれるものはあくまで治療指針であり、絶対的なものを示しているわけではない。多くの患者さんに適するだろう治療の方法を示しているのだ。胃がんでは病期に応じた治療法はさまざまである。ここでは、胃がん治療ガイドラインの概要と今後についてかいつまんで説明する。 胃がん治療のガイドラインはこうして生まれた 『胃がん治療ガイドライ...

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