検査・治療法

検査

抗がん剤の効果と副作用を予測するだけでなく、予後も予測する 個別化医療の実現を可能にするバイオマーカーに大きな期待

2010年2月

埼玉医科大学国際医療センター 臨床腫瘍科・腫瘍内科の 藤田健一さん バイオマーカーは、抗がん剤の効果と副作用をあらかじめ予測する手段として、今治療現場での応用が進んでいる。 しかし、埼玉医科大学国際医療センター臨床腫瘍科・腫瘍内科で薬学を専門とする藤田健一さんによると、バイオマーカーの利用価値はそれにとどまらないという。藤田さんに、バイオマーカーの現状と展望について聞いた。 効果と副作用の個...

詳細はこちら

“暗黒大陸”小腸内部に潜り込んでがんを見つけ出すカプセル内視鏡

2010年2月

NTT東日本関東病院 消化器内科・内視鏡部部長の 松橋信行さん 胃からも、大腸からも到達しにくい小腸。その内部を、痛みを伴わずして知る術がある。カプセル内視鏡だ。その使用によって多くの患者さんの病変を見つけることができるようになった。真っ暗な小腸を照らし出す、画期的な検査だ。 オレンジ色のものはカプセル内視鏡のキャップ。データレコーダなどの取り付けが終わったあと、カプセル内視鏡を飲み込む...

詳細はこちら

大腸隆起性病変(大腸ポリープ) 内視鏡検査 病変の大きさとびらんの痕跡でがん化を疑う

2010年2月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 67歳の男性Pさん。大腸がん検診(便潜血反応検査)で陽性となり、精密...

詳細はこちら

確定診断のプロ、病理医が患者の前で語り始めた

2010年1月

日本医科大学付属病院 病理部教授の 土屋眞一さん これまで、患者の前に姿を見せることがなかった病理医。しかし、病理医の診断によって治療方針が決まるなど、病理医は非常に重要な役割を果たしている。そこに着目した患者側の要請もあって、いよいよ病理医が表舞台に出てきた。患者の素朴な疑問に答えようと、患者の前で説明をしだしたのだ。 「これがあなたのがんです」 「へえー 初めて見ました」 じっくり1時間...

詳細はこちら

進行大腸(直腸)がん 内視鏡検査+注腸エックス線検査 内視鏡+注腸エックス線検査で「進行がん」を見抜く

2010年1月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 62歳の男性Qさん。半年ほど前から、便に血が混じるようになる。長年患...

詳細はこちら

進行大腸(結腸)がん/内視鏡検査+注腸エックス線検査 隆起、ただれ、潰瘍、出血、そして、りんごの芯の形状に着目

2009年12月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 43歳の女性Gさん。頻繁に便秘が起こり、お腹が張って苦しく、腹痛を伴...

詳細はこちら

乳がん/マンモグラフィ検査(3) 白い影が等間隔ではなく、偏って集まる傾向に着目

2009年11月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 58歳の女性Lさん。乳房に触れると、左が右に比べて硬いことに気付き、...

詳細はこちら

過剰治療をなくせるか。薬物療法の有用性を実証する大規模臨床試験が進行中 遺伝子の活性度から予後を予測する乳がん遺伝子検査の最前線

2009年10月

乳がんの術後補助療法は、現在再発リスクなどを調べた上で治療が振り分けられ行われている。 しかし、それが本当に効果があるのだろうか。今、最先端の遺伝子検査の分野からそれに疑念が投げかけられている。 乳がんの増殖や浸潤に関わる遺伝子の活性度を調べることによって予後を予測しようという遺伝子検査の最前線をレポートする。 どう選択するか乳がんの術後補助療法 乳がんが浸潤(*)性であった場合、切除後も微小なが...

詳細はこちら

乳がん/マンモグラフィ検査(2) 微細な白い点の形の不揃いや角ばったものに着目する

2009年10月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 42歳の女性Pさん。国立がん研究センターにて乳がん検診を受け、がんの...

詳細はこちら

単にがんを見つけるだけでなく、どの程度タチが悪いのかを見定めることが大事 肝がんはマーカー、超音波で確定診断。補完的にCTが主流

2009年9月

東京医科大学 内科学第4講座(消化器内科) 主任教授の 森安史典さん 最近の肝がんの検査法の進歩には目を見張るものがある。いち早く病変を見つけるとともに、悪性度をチェックする鑑別診断や、治療と一体化して正確かつ安全な治療をアシストする役割を担うまでになっている。 ほかのがんとは違う発症メカニズムを持つ肝がん 肝がんの大半はC型、B型の肝炎ウイルス感染によるものなので、肝がんのハイリスク患者に的...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート12月 掲載記事更新!