検査・治療法

小児がんに対する陽子線治療の全国4施設調査結果 2016年4月から保険診療に

2017年3月

「小児がんの診療に当たっている医師に、陽子線治療の有効性と安全性を示すデータの存在を知ってもらうことが、この治療の普及に役立つのではないかと考えています」と語る櫻井英幸さん 従来のX線治療に比べて、病巣のみにピンポイントに照射でき、周りの正常な組織を傷つけることなく、副作用も軽く済むことが大きな特徴の陽子線治療。1983年より陽子線治療の本格的臨床研究を開始し、国内で最も長い歴史と優れた実績をもつ...

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転移性脳腫瘍に対するガンマナイフの有効性と安全性

2017年3月

「ガンマナイフの治療効果の高さを知っていただきたい」と話す山本昌昭さん がんが脳に転移した転移性脳腫瘍に対する治療に対しては通常、手術、放射線治療が用いられる。放射線治療では定位放射線治療、その中でも特にガンマナイフが注目されている。有効性と安全性はどのようなものだろうか。ガンマナイフ治療の現状について専門家に伺った。 メスと同等の切れ味、ガンマナイフ ガンマナイフというと、その言葉から鋭利な刃物...

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プレシジョン・メディシンや、リキッドバイオプシーの最新情報が報告される

2017年2月

ASCO2016会場写真 ASCO2016プレスカンファレンス 昨年(2016年)6月に米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO2016)から、今号(2月号)の「肺がん最新特集」でも取り上げられている「プレシジョン・メディシン(より適確な医療:精密医療)」「リキッドバイオプシー liquid biopsy(液体生検)」、およびの話題を取り上げた。いずれもASCO2016のプレスカンファレ...

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肺がんの新しい放射線療法、IMRT、陽子線治療に高まる期待

2017年2月

「装置の進化だけではなく医療者側の熟練も大切」と話す原田さん これまで根治的な放射線治療ができずに治癒が望めないことが多かった局所進行非小細胞肺がんのⅢb期。そこに、最新の放射線治療を加えて根治を目指そうという考え方がある。装置の進化と医師の技術の進歩により、周辺組織に放射線を当てずに、腫瘍だけ攻撃できるようになった。肺がん治療に放射線を用いる第一人者に現状と今後の展開を伺った。 根治の可能性を奪...

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「忘れられて」はいない小細胞肺がん 医師主導治験で新薬開発も始まる

2017年2月

「今も昔も、小細胞がんは注目されています。患者さんをよくしたいというのは医師みんなの願いなので、よい治療開発をしたいと思っています」と語る宇田川響さん 一般的に肺がんというと、罹患者数の多い非小細胞肺がん(NSCLC)をイメージすることが多い。一方で、小細胞肺がん(SCLC)は、患者数が少ないこと、新規治療薬が長く登場していないことなどで注目を浴びる機会は少なかった。そのような状況で、新たな分子標...

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保険適用の温熱療法を、抗がん薬や放射線治療と併用

2017年1月

10月26日 市民公開講座「温熱療法による新たながん治療戦略」会場 電磁波温熱療法というと民間療法と勘違いする人も多いというが、頭部と目を除くすべてのがんに公的医療保険が適用されている治療方法だ。どのような時に有効か、どのように行われるのか。10月26日には都内で「温熱療法による新たながん治療戦略」と題した市民公開講座が開かれ患者さんと家族ら120人が詰めかけた。 電磁波で体内の温度を上げる 電...

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機能温存し、合併症も回避できる 前立腺がんの小線源部分治療

2017年1月

「部分治療は、機能を温存し、合併症を回避するという点でも意義のある治療法だと思います」と語る齋藤一隆さん 前立腺内に限局したがんに対して、がんが存在する領域のみに小線源(しょうせんげん)を植え込み、患部のみに部分照射する「小線源部分治療」。根治療法である手術や放射線治療と比べて、排尿障害や性機能障害を軽減でき、患者にとってもメリットの大きい治療法だ。どういった治療法なのか、気になる治療成績は? 国...

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新薬登場でここまで変わった! 去勢抵抗性前立腺がん薬物療法の治療戦略

2017年1月

「抗がん薬が効かなくなっても、それを克服する新たな治療アプローチの研究も進んでいます」と語る小坂威雄さん 2014年を境に、去勢抵抗性(きょせいていこうせい)の前立腺がんの薬物療法は大きく変わった。新たに3つの薬剤が使えるようになり、患者の選択肢は確実に増えた。新薬が承認されてから約2年――。去勢抵抗性前立腺がんの治療はどう変わったのか? 新たな課題として浮かび上がっている、新薬を使うタイミング、...

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ホルモン療法の副作用対策 抗がん薬とは異なる副作用が発現

2017年1月

「ホルモン療法に入る前には副作用について十分知ることが大切です」と語る湯浅 健さん 前立腺がんを増殖させる男性ホルモンを抑えるのがホルモン療法。新薬が次々と登場するなど注目度も高いが、副作用への対応が課題となる。抗がん薬の副作用である嘔吐や脱毛などとは異なり、身体の内面的な機能に関わる副作用が発現するので対応も難しい。ホルモン療法の現状と副作用対策について専門医にうかがった。 身体への役割の多い男...

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オンコタイプDX検査の結果と、患者さんの意思や環境を尊重して、一緒に最善の治療を考える

2017年1月

オンコタイプDX検査の経験が豊富な乳がん専門医の植野映さん ホルモン受容体陽性(ER+)、HER2陰性(HER2−)、早期乳がん患者での予後予測と化学療法の効果予測に有用とされるオンコタイプDX乳がん検査。米国臨床腫瘍学会(ASCO)、全米総合がん情報ネットワーク(NCCN)、ザンクトガレン(St. Gallen)国際専門家コンセンサス委員会、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)などの欧米の主要ガイドライ...

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