検査・治療法

群馬県で投与第1号の肺がん患者 肺がん情報を集め、主治医にオプジーボ治療を懇願する

2018年3月

「初めは、何もわからないままに治療を受けていましたが、具合が悪くなり、自分でも情報を集めるようになりました」と語る森さん 群馬県高崎市に在住の森雅人さん(50歳)は、脱サラして忙しく働いていた40代半ばの2015年1月、肺がんステージⅢaの告知を受けた。実際には、副腎に遠隔転移していたためステージⅣになる。標準治療の抗がん薬治療を受け、一旦は著効したが、体力は消耗していく。その頃、免疫チェックポイ...

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免疫チェックポイント阻害薬の副作用対策 早期発見・早期対応のために必要なチーム医療

2018年3月

「大切なのは、患者さんに免疫チェックポイント阻害薬の副作用について正しく知ってもらうことです。医師だけでは難しいので、薬剤師や看護師の役割が重要になります」と語る山田耕三さん(左)と甲斐康夫さん(右) これまでの薬剤とは全く違うメカニズム(作用機序)で悪性腫瘍(がん)細胞に立ち向かう免疫チェックポイント阻害薬が発売・上市された。その特徴は従来の殺細胞性抗がん薬では見られない独特な副作用が出現するこ...

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肺がん薬物療法最前線―― 分子標的薬と、オプジーボに代表される免疫チェックポイント阻害薬が、肺がん治療をここまで変えた!

2018年2月

「化学療法、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、血管新生阻害薬。この4種類をいかに組み合わせて効果を出していけるか、その可能性は限りなく広がっています」と語る西尾誠人さん EGFR遺伝子変異が、がん細胞の増殖に関わることが突き止められて10余年。いまや遺伝子変異検査によってがん細胞のタイプを見極め、自身のがん細胞の性格に合った薬物治療を受けられる時代になった。さらに、オプジーボに代表される免疫...

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体力が落ちてからでは遅い! 肺がんとわかったときから始める食事療法と栄養管理

2018年2月

「食事療法は、がんと診断されたと同時に開始する、それが間違いなく医療の質を上げることにつながります」と語る川口美喜子さん 肺がんは進行した状態で見つかることが多く、その時点で低体重・低栄養状態に陥っているケースが少なくない。その場合、治療に耐えられる体力や免疫力を回復しなければならず、食事は重要な役割を担う。しかし、実際は、がんと告知された患者は食べること(栄養)がなおざりになりがちだ。そこで、肺...

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間質性肺炎に合併する非小細胞肺がんに重粒子線治療が有効 がんへのピンポイント攻撃で肺炎の増悪を最小限に抑える

2018年2月

「重粒子線治療の安全性と有用性を検証するために行った研究です。ゼロではないですが他の治療よりはリスクが低いと言えます」と語る中嶋美緒さん 間質性肺炎にかかると高い確率で合併するという特徴のある肺がん。がんの治療として手術、放射線治療、化学療法のいずれをしても肺炎のほうが急性増悪してしまう危険がある。そのような状況で注目されているのが、放射線治療の1つである重粒子線治療だ。がんへのピンポイント攻撃で...

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前立腺がん検出の精度を上げる、MRIと経直腸エコーを融合させたMRI-US fusion生検

2018年1月

「MRI-US fusion生検ではより精度の高いがん診断が期待できます。その後の治療選択に役立つこともメリットです」と語る松岡陽さん 前立腺がんの検査にはPSA検査、直腸診、超音波検査などがある。それらの検査でがんが疑われたら、針生検による組織診断が行われる。従来の標準的な生検では前立腺全体へ定型的に針を刺して行われる。近年、MRI検査と経直腸的超音波検査の融合画像を活用して、がんが疑われるター...

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新薬続出で選択肢が広がった去勢抵抗性前立腺がん(CRPC) 「どの薬をどのタイミングで使うか」が見えてきた!

2018年1月

「従来のホルモン療法LH-RH製剤にザイティガを併用すると、LH-RH製剤単独より生存期間が延びるという臨床試験結果が出ました」と語る赤倉功一郎さん 初回ホルモン療法が効かなくなった状態を「去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)」と言い、2014年の3つの新薬登場を機に、その治療法は劇的に進化した。それぞれの新薬をどのタイミングで使うか、さらには従来のホルモン療法や抗がん薬との併用の可能性など、その治療...

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前立腺がんに対する陽子線治療 有害事象が少なく、根治が可能な放射線療法

2018年1月

「若い人にとって陽子線治療は良い治療だと思いますし、高齢者にとっても負担が少なく効果が期待できる良い治療です」と語る秋元哲夫さん 経過観察(watchful waiting)、ロボット手術(ダヴィンチ)、高精度放射線療法、小線源療法、粒子線治療(陽子線、重粒子線)。早期であれば、治療の選択肢が豊富なのが前立腺がん。中でも近年、患者にとって負担が少なく、かつ効果が高く、合併症も少ないと注目されている...

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がん悪液質に対する運動介入のベスト・プラクティス

2017年12月

「早期に診断をつけ、予防的に介入して不応性悪液質へ移行しないようにしなければなりません」と語る立松典篤さん 悪液質とは重い病気が進行した段階で現れる一連の症候群で、心疾患や肺疾患、血液疾患でも発症するが、がんの終末期にも高い確率で発症し、一度発症すると打つ手が少ないことが知られている。ところが、がんにおいては悪液質が起こる前から栄養介入(栄養を指導・管理すること)や、運動介入(指導して運動してもら...

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がん患者の呼吸器症状緩和対策 息苦しさを適切に伝えることが大切

2017年12月

「呼吸困難の多くは呼吸不全がある人に起きますが、呼吸不全がなくても呼吸困難を訴える人はいます。本人にしかわからない感覚なので、大切なのは息苦しさを感じているということをきちんと伝えることです」と語る田中桂子さん 呼吸困難などの呼吸器症状は、がんの患者によく発生し、難治性であることが知られている。呼吸困難はあくまで主観的な症状であり、低酸素血症が起きていない人が、息苦しさを訴えることも少なくない。こ...

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