検査・治療法

長引く咳は慢性閉塞性肺疾患(COPD)を疑うことが重要

2015年12月

「がんになってからでも禁煙は重要です」と語る滝口裕一さん 肺疾患の中でも潜在患者が530万人以上と推測されている慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙歴が深く関係している病気。高齢者になるほど有病率が高く、COPDを併存していても気づいていないがん患者が少なくないという。COPDの症状や治療法、がん治療への影響や治療中に注意することなどについてレポートする。 男性では死因の第8位という深刻な病気 慢...

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定期的なスクリーニングが重要 透析患者の腎がん治療

2015年12月

「透析腎がんは早期に発見して、適切な治療を受けることが重要です」と語る中澤速和さん 透析治療を受けている患者は腎がんの発症頻度が高くなることが知られている。透析期間が長くなると発症リスクはさらに高まり、他臓器に転移している場合は予後が非常に悪い。早期発見のための定期的な検査が欠かせない。 罹患率は 一般人口の10~20倍との報告も 糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症などの病気で腎機能が著しく低...

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肝機能改善によりがん治療が可能に――肝炎などによる治療不能例

2015年12月

「肝機能低下でがん治療を諦める前に、肝臓病専門医に相談していただきたい」と話す持田智さん 慢性肝炎や肝硬変など、肝疾患を抱えたままがんになる人が少なくないが、肝機能が著しく低下していると、がんの手術や化学療法が十分にできないことがある。しかし、肝疾患に対する治療が進歩して、かつては「治らない病気」といわれた肝硬変も治せる時代となり、肝疾患を上手にコントロールしながらのがんの治療が可能になっている。...

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まず、本人の意向を大切に!認知症患者のがん治療

2015年12月

「認知症こそ、家族も含めた全人的サポートが必要です」と語る小川朝生さん 高齢のがん患者が増えているのに伴い、認知症を併存している患者も増加している。認知症を併存している場合、家族や医療者は患者の意思決定をどのようにサポートしていけばよいのだろう。また治療にはどのような問題があり、家族はどう対応したらよいのだろうか。がん患者の認知症の現状と課題についてレポートする。 高齢者に多いがんでは 3~4人に...

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社会復帰までが医療の責任 退院してからもしっかりフォローアップ

2015年12月

術前から退院までではなく、社会復帰までトータル治療を地域まで広げる大幸宏幸さん 国立がん研究センター東病院食道外科科長 一般的な外科治療においても「手術をして終わり」という時代は終わり、術前からの医療介入の大切さが指摘されていますが、がん治療ではさらに社会復帰までを見据えなければなりません。食道がんではより重要度が増します。退院後のプログラムを行っている医療機関はあまりないのではないでしょうか。...

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化学療法や緩和ケアにも精通した在宅クリニック

2015年12月

「自己決定をサポートするうえで患者さんが話すことだけでなく、その奥にある気持ちを引き出すことが大切だと考えています」と語る市場 保さんすみれホームケアクリニック 〒177-0031 東京都練馬区三原台3-26-14 ポレール石神井403TEL:03-6904-5828 FAX:03-6904-5829URL:www.sumire-clinic.jp  腫瘍内科医として大学病院で...

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副作用はこうして乗り切ろう!「抗がん薬治療中の便秘」

2015年12月

やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬の副作用としての便秘は、様々な原因によって起こります。誰でも悩まされる便秘だからこそ、予防策と薬をうまく...

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総合的な対応が必要に HR陽性、HER2陰性・進行再発乳がん

2015年11月

「主治医だけではなく、看護師や薬剤師などを含めたチームで、患者さんの意見を汲み取る治療体制を作っていく必要があります」と語る荒木和浩さん 乳がんを分子生物学的に分析し、どの薬剤が効果が高いのかを判断するためにサブタイプとして分類することが一般的な治療として広がり、それぞれの患者さんに適した治療選択が行われている。その中で、「閉経後進行再発乳がんのホルモン受容体陽性・HER2受容体陰性タイプ」につい...

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がんのプライマリケア医として 患者さんに必要な治療の提案も

2015年11月

「専門的な治療に携わらなくても患者さんに必要なケアは何かを提案できる、がんのプライマリケア医が必要です」と語る新城さんしんじょう医院 〒651-1131 兵庫県神戸市北区北五葉1-5-1 ハピネスプラザ307TEL:078-597-6029 FAX:078-330-8084URL:www.shinjo-clinic.com/kobe/toppupeji.html  しんじょう医...

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副作用はこうして乗り切ろう!「抗がん薬治療中の下痢」

2015年11月

やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬治療中に下痢の症状で悩む人は少なくありません。でも「下痢なんて……」と軽く見てはいけません。下痢は栄養や...

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