安心して臨床試験を受けるための基礎知識 1.臨床試験・治験は必要?
2006年12月
浜松オンコロジーセンター長の 渡辺亨さん 海外で使われる薬の3分の1が使えない 臨床試験とは、治療方法の安全性や有効性を、健常人や患者さんに被験者になってもらって検討するものをいう。臨床試験の中でも、新しく開発された医薬品の製造承認の許可を求めたり、海外で作られた医薬品の輸入の許可を得るための資料を作成するための試験をとくに「治験」と呼ぶ。大切な役割を持つ治験だが、日本には様々な問題があると...
2006年12月
浜松オンコロジーセンター長の 渡辺亨さん 海外で使われる薬の3分の1が使えない 臨床試験とは、治療方法の安全性や有効性を、健常人や患者さんに被験者になってもらって検討するものをいう。臨床試験の中でも、新しく開発された医薬品の製造承認の許可を求めたり、海外で作られた医薬品の輸入の許可を得るための資料を作成するための試験をとくに「治験」と呼ぶ。大切な役割を持つ治験だが、日本には様々な問題があると...
2006年11月
もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 71歳の女性。腹部に不快感を覚え、近隣の病院にて受診。かなり進行した...
2006年11月
ホスピスケアの経験を地域で生かす新しい在宅ケアの試み 武蔵野の面影が残された地域に、普通のマンションと同じように風景にとけ込む「ケアタウン小平」 ホスピス医であり作家である山崎章郎さんが『病院で死ぬということ』を著してから16年。今度は病院を辞め、自ら開業して在宅医となった。患者や家族の生活支援、人生支援をもっと広く拡げていくために。 そこで、巡り会った1人のがん患者、杉山みち子さんは、そ...
2006年11月
ふくだ かずのり 銀座東京クリニック院長。昭和28年福岡県生まれ。熊本大学医学部卒業。国立がん研究センター研究所で漢方薬を用いたがん予防の研究に取り組むなどし、西洋医学と東洋医学を統合した医療を目指し、実践。 血のめぐりが悪いと治癒力が低下する 血液は、酸素を運搬する赤血球、血管の傷を塞ぐ血小板、生体防御に働く白血球などの血球成分と、いろんな栄養素やタンパク質・脂質などを含む血漿成分から構成されま...
2006年11月
がん看護専門看護師の 小迫冨美恵さん 整ってきたがんの化学療法を受ける態勢と医療者からの援助 [抗がん剤の効果と毒性] 抗がん剤は治療域の幅が狭いため、腫瘍に対して効果を発揮する反面、副作用も伴う 最近、がんの化学療法の現場が大きく変わりつつある。「がん看護専門看護師」や「がん化学療法看護認定看護師」が活躍し始め、がん患者とその家族へ温かい援助の手が積極的にさしのべられるようになってきた...
2006年10月
ふくだ かずのり 銀座東京クリニック院長。昭和28年福岡県生まれ。熊本大学医学部卒業。国立がん研究センター研究所で漢方薬を用いたがん予防の研究に取り組むなどし、西洋医学と東洋医学を統合した医療を目指し、実践。 気と血が不足する攻撃的がん治療 大きな手術や強力な化学療法や放射線治療を行うと、消化器のみならず骨髄機能や免疫機能までも強く障害され、体力や抵抗力が低下してきます。一般的に、がんが進行すると...
2006年9月
京都大学名誉教授の 菅原努さん 温度を摂氏42~43度に上げてがんをたたくのをがん温熱療法といいます。 ただ、この温熱療法はまだわかっていないことが多い治療法です。 たとえば、温熱療法には、全身を加温する方法とがんの局所だけを加温する方法とがありますが、このうち、全身温熱療法については、本当にがんに効果があるのかどうかまだ不明なのです。ですから、このコーナーでも全身温熱療法については取り...
2006年9月
群馬大学大学院 腫瘍放射線学助教授の 桜井英幸さん デューク大学医療センター 放射線腫瘍学科助教授の エレン・ジョーンズさん 米国で温熱療法が再評価されたきっかけ 最近、がん温熱療法において、ヨーロッパを中心にエビデンス(根拠)の高い臨床試験の結果が次々と出ている。 代表的なものは、2000年にオランダの研究グループが医学的権威の高い専門誌「ランセット」に発表した「進行子宮頸がん...
2006年9月
群馬大学大学院 腫瘍放射線学助教授の 桜井英幸さん がん温熱療法は、普通、43度以上に温めることでがんを死滅させるのをねらっている。 しかし、43度以上に加温することは簡単なことではない。 そこで、加温を少し低めにし、放射線や抗がん剤の効果を高めて成果を上げているのが、群馬大学病院放射線科助教授の桜井英幸さんのグループだ。これは、「マイルドハイパーサーミア」と呼ばれる温熱療法の新しい...
2006年9月
藍野病院院長の 近藤元治さん がん温熱療法は、がんの部分を目的の温度に維持できるかどうかで決まる。 ただ血流の豊富な肝臓などでは、折角温めても血流で温度が逃げられ、がん部位の温度がなかなか上がりにくい。 それを動脈を塞栓することによって温度を高め、がんに対する温熱効果を上げるというユニークな方法を考案したのが、京都府立医科大学名誉教授の近藤元治さんだ。 現在も、引き続き、大阪府にあ...