検査・治療法

肝転移への有効性は否定された。が、その技術レベルに問題との指摘も 血管内治療の現在―偽らざるその効果と限界

2006年3月

最後の命綱? の血管内治療がんの血管内治療ががん患者とその家族から頼りにされ、広く普及しつつある。かなり大きながん病巣でも驚くほど縮小し、ときには消失させることもあるため、切羽詰まった思いから血管内治療を受ける患者が後を絶たない。とりわけ、「もう治療の手がありません」と医師から告げられた少なからぬ進行がん・再発がんの患者にとって、血管内治療は「最後の命綱」と受けとめられている。しかし、がんの血管内...

詳細はこちら

ほてり・発汗、疲れ、めまい、頭痛、手術後の関節痛などに高い改善率 乳がんホルモン療法の副作用を漢方療法で改善する

2006年2月

東京都立駒込病院外科部長の 戸井雅和さん 東京都立駒込病院内科医長の 屠聿揚さん アロマターゼ阻害剤の時代 「乳がんについてもっと知ろう~ホルモン治療と副作用について~」シンポジウムでの光景 乳がんのホルモン療法では、ノルバデックス(一般名タモキシフェン)が普及し、長い間、大きな役割を果たしてきた。90年代後半、第3世代の新しい閉経後乳がんの経口治療薬としてアロマターゼ阻害剤が登...

詳細はこちら

抗がん剤の副作用「皮膚障害」にどう対処する? 早期発見・早期治療で重症化を防ごう!

2006年2月

国立看護大学校 成人看護学教授の 飯野京子さん いいの けいこ 1960年生まれ。 82年新潟大学医療技術短期大学部卒。 99年聖路加看護大学大学院修士課程卒。 82年国立がん研究センター中央病院看護師。 01年国立看護大学校成人看護学教授。 専門は成人看護学、がん看護。 抗がん剤治療中に皮膚トラブルが起こったら?清潔を心がけ、保湿剤やクリームで潤いを補給し、皮膚を保護する がん治療に関...

詳細はこちら

放射線治療の副作用「皮膚障害」にどう対処する? 早期発見・早期治療で重症化を防ごう!

2006年2月

国立看護大学校 成人看護学教授の 飯野京子さん いいの けいこ 1960年生まれ。 82年新潟大学医療技術短期大学部卒。 99年聖路加看護大学大学院修士課程卒。 82年国立がん研究センター中央病院看護師。 01年国立看護大学校成人看護学教授。 専門は成人看護学、がん看護。 放射線皮膚炎になったら?こすったりかいたりせずに、放射線科医師に相談するのが解決の早道放射線皮膚炎 放射線治療には皮膚...

詳細はこちら

知っておきたい免疫の基礎知識

2006年1月

風邪をひくと「それは免疫が落ちているからだよ」、「もっと栄養のあるもの食べて免疫力をアップしなきゃ」などとよく言います。 ことほどさように今や、免疫という言葉は、誰もが知っています。しかし、この免疫ほど誤解され間違って使われているものもないのです。 実は、免疫というのは、そう単純なものではありません。非常に複雑怪奇でさまざまなものが錯綜し、微妙なバランスの上に成り立っている体のシステムなのです。こ...

詳細はこちら

がんを狙い撃ちする 最新のがん免疫療法「樹状細胞療法」

2006年1月

患者さんのがん細胞だけを敵と認識する治療用細胞をオーダーメイド がん細胞は、リンパ球の攻撃を巧みに避け、どんどん成長してしまいます。これまで主流とされてきた免疫細胞療法の多くは、血液からリンパ球を取り出して体外で増殖し、活性化した後に患者さんに戻すという治療ですが、患者さんのがん細胞に的を絞って効率よく治療することは困難でした。 「樹状細胞」は、リンパ球に細菌やがんなどの体内の異物を攻撃するよ...

詳細はこちら

ただし、まだ有効性を確かめる臨床試験の段階 1歩抜きん出たがんワクチン、大阪大学「WT1ワクチン」

2006年1月

大阪大学大学院免疫造血制御学 研究室教授の杉山治夫さん 丸山ワクチンとどう違う?がんの免疫療法は、免疫機能全体を高める治療から、がんに対する免疫機能に絞って、つまりがんを狙い撃ちする新しい免疫療法の時代に入っている。このことは、すでに述べられ繰り返しになるが、その狙い撃ち療法として1990年代から期待されてきたのが1つは先にも紹介された樹状細胞療法、そしてもう1つは新しいがんワクチン、「がん抗原」...

詳細はこちら

玉石混交の免疫療法の中からホンモノを見つけるコツ どの治療法が勝れているか、どのクリニックがよいか

2006年1月

成長率 年40~50パーセント1999年4月、東京・世田谷の閑静な住宅地の一角に、クリニックがひっそりとオープンした。瀬田クリニック――日本で初めての活性化自己リンパ球療法によるがん治療専門クリニックである。一部マスコミでは「副作用のない夢のがん治療法」と喧伝され患者の期待を集めたものの、がん治療を専門に手がける医師、研究者からはほとんど見向きもされることがなかった。これが日本での一般のがん患者を...

詳細はこちら

がん細胞を殺す能力はNK細胞の3倍以上 進行・再発肺がんで効果を上げつつあるNKT細胞療法

2006年1月

 千葉大学大学院医学研究院 免疫発生学教授の中山俊憲さん 免疫機構のキーマン NKT細胞に似ているNK細胞が 標的の細胞に結合している 千葉大学大学院医学研究院免疫発生学教授の中山俊憲さんらは、NKT細胞という新しい免疫細胞に着目した「NKT細胞療法」の臨床試験に取り組んでいる。免疫療法の切り札として期待されるNKT細胞療法は、臨床試験でその安全性と有効性が確認されつつあり、普及までもう1...

詳細はこちら

人工抗原のMUC1を使った免疫療法は、HLAに関係なく、誰でも受けられる 進行膵がんのMUC1療法

2006年1月

山口大学消化器・腫瘍外科学教授 の岡正朗さん 病期3の膵がんにCTL療法を実施さまざまな免疫療法のうち、患者のリンパ球を体外に取り出して増殖・活性化し、再び体内に戻すのが活性化自己リンパ球療法である。体内ではがん細胞などに邪魔をされるため、体外の培養フラスコで力を蓄え、がん細胞への攻撃力を高めて闘いを挑む療法だ。この活性化自己リンパ球療法の1つで、難治がんの膵がんの治療に取り組んでいるのが山口大...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!