がん相談

血液がん

MALTリンパ腫。化学療法の選択肢はないか

2021年10月

2020年8月、眼窩MALT型血液腫瘍(眼球上部厚さ10~15㎜)と診断され、リツキサンを4回投与されましたが、腫瘍は1~2㎜しか縮小せず、2021年9月には逆にやや肥大していることが判明しました。そこでご相談です。リツキサンの副作用はさほどなかったのですが、効果がなかったのは、標的が適合していなかったのでしょうか。現在、放射線治療を検討中ですが、化学療法の選択肢はないのでしょうか。 (81歳 女...

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T細胞リンパ腫。抗がん薬治療をしなくていいのか

2021年10月

頭部にこぶが見つかり総合病院でPET-CT検査を受けたところ、頭部に陰影が確認され、大きめに組織を採取しました。結果、悪性リンパ腫(T細胞リンパ腫)と診断されました。その後、とくに治療はせず、経過観察となり定期的に受診するようにと言われました。抗がん薬治療などはしなくていいのでしょうか。また、経過観察中に注意することはあるのでしょうか。 (72歳 男性 東京都) A こぶが再拡大しないか確認を 日...

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再移植を試みたほうがいいのか

2020年10月

30代の娘は慢性骨髄性白血病急性転化で入院中です。ハーフマッチの方から提供され造血幹細胞移植を行いましたが、残念ながら生着しませんでした。もう一度、移植を試みたほうがいいのでしょうか。また、再移植以外に治療の方法はないのでしょうか。 (68歳 男性 大阪府) A 再移植の検討を 日本赤十字社医療センター血液内科副部長の塚田さん 30代で全身状態が良好で、疾患もある程度コントロールできているのならば...

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再移植しても見込みがないと言われたが

2020年10月

友人が急性白血病と診断され、抗がん薬治療と放射線治療後、ドナーが見つかり骨髄移植を行いました。しかし、移植後の検査でがん細胞は消滅してはいなかったようです。医師からは再移植しても見込みはないと言われたそうです。今後の治療はどのようなものが考えられるのでしょうか。 (35歳 男性 神奈川県) A ドナーリンパ球輸注という選択肢が 日本赤十字社医療センター血液内科副部長の塚田さん 骨髄移植の再発に対す...

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あごの下に腫れ、悪性リンパ腫の疑い

2020年10月

あごの下が腫れたので病院で検査を受けると、悪性リンパ腫の疑いがあると言われました。症状としてはあごの下が少し腫れたぐらいで、自覚症状はまったくありません。このまま放っておいてよいものでしょうか。また、悪性リンパ腫になると、どのような症状が出るのでしょうか。 (55歳 女性 神奈川県) A 病理検査を行って確定を 日本赤十字社医療センター血液内科副部長の塚田さん どのような検査を受けられたのでしょう...

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山本寛斎さんと池江璃花子さんとの治療の違いは

2020年9月

ファションデザイナーの山本寛斎さんが急性骨髄性白血病で死去(2020年7月21日享年76歳)されたとの報道がありました。確か山本さんは今年(2020年)の2月に急性骨髄性白血病と診断されたと、公表していたと思います。白血病と診断されてわずか5カ月余りで亡くなられていますが、こんなに早く亡くなる病気なのでしょうか。競泳の池江璃花子さんは完治されたとのことですが、山本さんとの治療の違いがあったのでしょ...

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白血病は高齢者でも発症するのか

2020年9月

白血病は比較的若い人が罹る病気だと思っていましたが、76歳の山本寛斎さんが発症して亡くなられたことに驚いています。白血病は高齢者でも頻繁に発症するのでしょか。また、高齢で発症すると完治することは難しいのでしょうか。 (24歳 女性 千葉県) A 分子標的薬治療が期待されている 日本赤十字社医療センター血液内科副部長の塚田さん 実は白血病の罹患率は年齢とともに上昇し、人口10万人あたりの罹患率は60...

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池江璃花子さんは完治されたのか

2020年9月

白血病で治療中だった競泳の池江璃花子さんが最近、競泳の練習を始めたとの報道がありました。池江さんは完全に完治されたのでしょうか。もし完治されているとしたら、発病前と体調に変化はないのでしょうか。また白血病は再発することはあるのでしょうか。白血病という病気についてよく知らないのでよろしくお願いいたします。 (34歳 男性 東京都) A 年月が経過すれば再発のリスクは低くなる 日本赤十字社医療センター...

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68歳の父。元気なうちに骨髄移植を行ってくれる病院に転院を勧めたほうがいいか

2020年8月

68歳の父のことでご相談です。父は急性骨髄性白血病(AML)、FLT3遺伝子変異ありと診断され、入院して化学療法を受けました。ただ、FLT3遺伝子に変異がある人は治りにくい、と主治医から説明を受けました。その後、地固め療法も終わり現在は寛解状態です。男性のほうが治療成績は悪いと聞き、また、75歳以下なら骨髄移植をやるべきだと本で読んで、父が元気なうちに骨髄移植をしたほうがいいのではないか、と主治医...

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急性白血病を発症。臍帯血移植後、再発。再移植は期待できないのか

2020年8月

67歳の母のことでご相談です。2018年3月に急性リンパ性白血病(ALL)と診断され、寛解導入療法、地固め療法を行い寛解となり、同年11月に退院。その後、維持療法を行っていましたが、2019年11月に子宮の髄外腫瘤(腫瘤の大きさ8㎝)。その時点で骨髄検査の結果は異常なし。ビーリンサイトを2クール行ったが、腫瘤の大きさは3㎝にしかならなかった。2020年3月にミニ移植の臍帯血(さいたいけつ)移植を行...

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