悪性リンパ腫の新薬、自分に使えるか
2012年3月
中悪性度B細胞性リンパ腫でR-CHOP*療法を受け、完全寛解に至りましたが、再発のことが心配です。万一再発したときは、1度使った治療薬は効かないことも多いと聞いています。一昨年トレアキシン*という新薬が、発売されたと聞きました。今後再発した場合、このお薬は自分に使えるのでしょうか。(東京都 男性 65歳)A 再発治療の選択肢として期待できる現在のところ、トレアキシンの適応は、低悪性度B細胞性非ホジ...
血液がん
2012年3月
中悪性度B細胞性リンパ腫でR-CHOP*療法を受け、完全寛解に至りましたが、再発のことが心配です。万一再発したときは、1度使った治療薬は効かないことも多いと聞いています。一昨年トレアキシン*という新薬が、発売されたと聞きました。今後再発した場合、このお薬は自分に使えるのでしょうか。(東京都 男性 65歳)A 再発治療の選択肢として期待できる現在のところ、トレアキシンの適応は、低悪性度B細胞性非ホジ...
2012年3月
78歳の父が、悪性リンパ腫でR-CHOP*療法を受けています。ただ、家で飲む薬を間違えるのか、病院でもらってくる袋の中に薬が残ってしまうことが、ときどきあります。治療に問題はないのでしょうか。父は1人暮らしをしており、認知症の症状もありません。私が仕事をもっていることもあり、父の通院に付き添ったり自宅での服薬に注意を払いきれない状況です。(埼玉県 女性 45歳)A 薬を整理したうえで対策を相談して...
2011年8月
急性前骨髄球性白血病が再発してしまいました。ダウノマイシン*とキロサイド*を組み合わせた化学療法を継続しています。このまま続けていてよいのか、それとも造血幹細胞移植を考えたほうがよいのか、教えて欲しいです。(東京都 男性 65歳)A 同種造血幹細胞移植を直ちに行うことはお勧めできない急性前骨髄球性白血病の初回治療では、分子標的薬ベサノイド*がよく効きます。ベサノイドは白血病細胞の分化誘導を促し、細...
2011年8月
慢性骨髄性白血病を患っており、グリベック*を服用していますが、効果もだんだんなくなってきています。タシグナ*やスプリセル*といった薬があると聞きましたが、どちらが私にむいているのか、選択法や副作用を知りたいです。(長崎県 女性 69歳)A 副作用の出方によってどちらがいいか判断する慢性骨髄性白血病の治療には、分子標的薬のグリベックが第1選択肢となります。グリベックを服用して5年後に悪化したり再発し...
2011年4月
多発性骨髄腫が再発し、ベルケイド*の治療を行っています。薬は効いているようなのですが、手足のしびれがひどく、休薬することになりました。しびれはつらいですが、治療を休むのが不安です。しびれはどのくらいで治まるのでしょうか。治療は再開できるのでしょうか。(山形県 女性 64歳)A 休薬で症状が軽減すれば治療再開も可能多発性骨髄腫の再発治療に使われるベルケイドという薬剤には、手足などにしびれやぴりぴりと...
2011年4月
多発性骨髄腫が再発してしまいました。新しい薬剤があるということで、今後はその薬剤を使って治療を始めると言われました。その新しい治療法について詳しく教えてください。(三重県 男性 71歳)A 新薬は3剤ある。年齢などを考慮し選択する多発性骨髄腫の再発治療には今、ベルケイド、サリドマイド、レブラミドという新しい3つの薬剤が使用されます。再発治療に使われる場合、いずれも保険診療で認められています。3剤の...
2011年4月
多発性骨髄腫による骨病変のため、ビスホスホネートという薬を使うことになりました。副作用であごの骨が溶けるなどの症状があるので、口腔ケアが必要と聞きました。口腔ケアは、どのようなことに気をつけたらよろしいでしょうか。(山口県 女性 68歳)A 日常の歯磨きを丁寧に行ってケアをするはじめに、口腔ケアは多発性骨髄腫だけでなく、どんながんの場合でも重要です。ですが相談者のように、ビスホスホネートという薬剤...
2010年12月
症候性多発性骨髄腫と診断されました。これから治療を受けるのですが、年齢から判断し、大量化学療法ではなく、普通の量の化学療法を行うとのことです。ですが私は昔から体力には自信があり、今でもスポーツを楽しんでいます。できれば少し体に負担がかかったとしても、強い治療を行って多発性骨髄腫を完全に治してしまいたいと考えています。65歳以上は大量化学療法は受けられないと主治医に言われましたが、本当に受けられない...
2010年12月
多発性骨髄腫患者です。現在、化学療法による治療中ですが、腰痛に苦しんでいます。こうした骨の痛みにはどんな治療法があるのでしょうか。(埼玉県 男性 69歳)A 麻薬製剤を早期から積極的に使い、痛みを上手にコントロール多発性骨髄腫では、ほとんどの患者さんに骨の痛みや骨折などの骨病変がみられます。骨病変がなぜ起こるのかというと、骨髄腫細胞によって活性化された破骨細胞が骨皮質を食べて、骨を壊してしまうから...
2010年12月
71歳の母の病状についての相談です。最近、多発性骨髄腫の再発がわかりました。サリドマイドによる治療をしたいと思うのですが、安全管理や手続きがとても複雑だと聞きました。母とは離れて暮らしており、1人暮らしです。高齢の母でも安全に治療を受けることはできますか。(徳島県 女性 45歳)A 患者本人が薬をよく理解し、安全に服用することが大事サリドマイドは「サリドマイド製剤安全管理手順(TERMS)」という...