各種がん

手術後に妊娠・出産もできる子宮頸がんの子宮温存治療

2006年2月

北里大学病院産婦人科の医師 金井督之さん 近年、婦人科がん検診の普及にともない、子宮頸がんを早期発見できるケースが増えてきた。進行度1a期までの子宮頸がんなら、体への負担が少ない「子宮温存治療」を受けることができる。子宮温存治療は「外来の日帰り手術で受けられる」、「治療費が比較的安くて済む」、「術後のQOLが高い」など、子宮全摘手術と比べるとメリットが多い。 また、がん検診によって若年層に...

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排尿・排便障害、リンパ浮腫というつらい後遺症を回避する 子宮がんにおける「リンパ節を温存する手術」

2006年2月

宝塚市立病院診療部長の 伊熊健一郎さん 子宮がんの手術後、排尿・排便障害、リンパ浮腫等の後遺症に苦しむ患者さんは非常に多い。 リンパ節を郭清すると同時に神経が切断されるのが原因だ。 そこで、そのリンパ節郭清を止め、リンパ節を温存する手術を手がけている産婦人科医師がいる。 リンパ節郭清するのと予後も変わらないという。 しかも後遺症に苦しむことがないのである。 術後の後遺症をどう...

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肝臓がんへの新しい希望、5-FUとインターフェロン併用療法 奏効率50%。しかし、決して楽な治療ではない

2006年1月

大阪大学付属病院教授の 門田守人さん 肝臓がんに対する治療法は、他のがんよりも選択肢がたくさんある。しかし、次々に顔をもたげてくる肝臓がんは、それでもそのうちに打つ手が尽きてしまう。そんな希望がなくなった患者に新しい灯がともされた。5-FUとインターフェロンの併用療法だ。ところがこれは、ある大学教授の思いつきで生まれたものだった。 「試しにやって効果があった」治療法!? [肝臓がんに対する各種...

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渡辺亨チームが医療サポートする:再発大腸がん編

2005年12月

サポート医師・白尾國昭国立がん研究センター 中央病院内科医長 しらお くにあき 1954年生まれ。 1987年日本医科大学大学院卒業後、国立がん研究センター中央病院にて研修。 1988年国立がん研究センター中央病院内科レジデント。 1991年より国立がん研究センター中央病院内科医員。 1997年より現職。専門は消化管がんの化学療法。 術後3年で肺転移。補助療法の抗がん剤治療を受けなかったから?...

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容貌を損なわず食事や会話の機能も温存する新しい治療 頭頸部がんの超選択的動注化学・放射線併用療法

2005年12月

日本大学付属板橋病院 耳鼻咽喉科教授の 木田亮紀さん 首から上の顔などにできたがんは、手術をすると容貌が損なわれたり、食事や会話ができなくなったりして、患者は大きな苦悩を背負わされることになる。 そこで、こうした大きな後遺症をなくし、治療後も快適に過ごすことができる治療法が生まれてきた。 「超選択的動注化学・放射線併用療法」と呼ばれる、抗がん剤と放射線の新しい併用療法だ。 がんを支配...

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渡辺亨チームが医療サポートする:急性前骨髄球性白血病編

2005年12月

サポート医師・楠本 茂 名古屋市立大学病院 血液・膠原病内科臨床研究医 くすもと しげる 1997年名古屋市立大学医学部卒業、同病院臨床研修医。 99年静岡済生会総合病院血液内科医。 2002年6月国立がん研究センター中央病院内科レジデント。 05年4月より現職。日本内科学会認定医。日本血液学会専門医思いもかけない病気もATRA療法で寛解、職場へ復職 大宮栄一さんの経過2002年 4月9日「急性...

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膵がんの最新治療 膵がんは全身病と考え、ジェムザール単剤による化学療法が間違いのない選択

2005年11月

国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科医長の 石井浩さん 膵がんは手術ができれば治癒が望める。 しかし、どうしても発見が遅れ、手術のできない状態で発見されるケースが多い。 では、そうした手術のできない進行臓がんに治療法はないのだろうか。 ここに登場してきたのがジェムザール(一般名ゲムシタビン)という抗がん剤だ。 闇のような世界だった進行膵がんの治療に、大きな光をもたらした薬だが...

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前立腺がんのホルモン療法 精巣だけでなく、副腎からの男性ホルモンも抑制するMAB療法の効果と課題

2005年10月

うえむら ひろつぐ 1983年奈良県立医科大学卒業。 1989年同大学泌尿器科学教室助手。 1991~94年オランダ、ナイメヘン大学(文部省在外研究員)。同大学でPhD。 95年博士号取得。 97年奈良県医大学泌尿器科講師。 2003年同大学泌尿器科助教授、04年近畿大学医学部泌尿器科教授で、現在に至る。 専門領域は泌尿器腫瘍学、がんワクチン免疫療法。泌尿器科専門医 前立腺がんの治療には様...

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進行別 がん標準治療 分子標的薬の出現で大きく飛躍した悪性リンパ腫の治療法

2005年10月

悪性リンパ腫の第一人者、 東海大学医学部長の 堀田知光さん 悪性リンパ腫は白血球の中のリンパ球ががんになる病気です。 が、この病気はわかりにくいという人が少なくありません。 その理由は、まず、固形がんとは違って、全身のいたるところから生まれ、 症状も多様であるためと思われます。 さらに、悪性リンパ腫の種類、タイプが多く、 しかもそれによって治療法も異なっているからと考えられます。 しかし、患者...

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前立腺がんの放射線治療 副作用を抑え、さらにホルモン療法との併用で生存率が改善

2005年9月

群馬大学泌尿器科教授の 鈴木和浩さん すずき かずひろ 昭和63年群馬大学医学部卒業。同大学泌尿器科学教室入局。平成9年同科助手。 平成9~11年米国オハイオ州立大学留学。 群馬大学泌尿器科講師、助教授を経て、平成16年群馬大学大学院医学系研究科泌尿器病態学教授、病院泌尿器科科長併任。 専門は泌尿器腫瘍、男性更年期障害、ED。日本泌尿器科学会評議員、日本癌治療学会評議員等。 様々な治療選択肢 ...

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