各種がん

これだけは知っておきたい前立腺がんの基礎知識 自分のがんはどんながんか、どんな状態にあるか、正しく把握し、きちんと向き合う

2006年5月

がんといわれてショックを受けない人はいません。けれども、そこでベストな治療を受けるために必要なのは、情報と心構えではないかと思います。 この場合の情報には2種類あって、ひとつは治療に関する最新情報、もうひとつは自分のがんがどんながんで、どんな状態にあるかという情報です。 一方、この場合の心構えとは、あなたが自分の人生をどう考え、病気とどう向き合っていくか、ということです。正確な情報をできる...

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進行前立腺がん治療のカギを握るホルモン療法 放射線と手術のどちらが優れているか、ホルモン剤は何がよいか、様々な疑問に答える

2006年5月

東京厚生年金病院 泌尿器科部長の 赤倉功一郎さん 進行前立腺がんまでなった場合、前立腺という局所だけを治療するだけではすまない。 局所進行がんと呼ばれるステージ3も、遠隔転移を来たしたステージ4も、全身療法であるホルモン療法が患者さんの予後を左右する。前立腺がん治療の最前線に立つ東京厚生年金病院泌尿器科部長の赤倉功一郎さんに聞く。 ホルモン療法を加えると治療成績向上 がんの前立腺の...

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体の内側から放射線を当て、負担少なく、効果が高い小線源療法 開始2年半。米国の治療成績では、治療後10年の非再発率は88%

2006年5月

東京医療センター泌尿器科医長の 斉藤史郎さん 前立腺がんのピンポイント照射の放射線治療が注目されている。原体照射(または3次元照射ともいう)、IMRT(強度変調放射線治療)、陽子線、炭素線と様々あるが、中でも患者さんが殺到し注目されているのが、03年に認可された「小線源療法」と呼ばれる治療法。弱い放射線を発するヨウ素125という物質を前立腺内に挿入して、がんを死滅させようとするものだ。この道の...

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前立腺がんのテーラーメイド・ペプチドワクチン療法 再燃がんに対し20カ月の延命効果。低用量抗がん剤との併用でさらにアップ

2006年5月

久留米大学医学部 泌尿器科学講座助教授の 野口正典さん 他のがんに比べて比較的穏やかな前立腺がんも、いったんホルモン療法が効かなくなり、再燃してくると、なかなかやっかいだ。 現状ではいい治療法がない。その隘路を打破すべく国内外でさまざまな治療法が試行されているが、そのひとつが免疫療法の一種、ペプチドワクチン療法である。この治療の現状はどうなのだろうか? 第4の治療法「免疫療法」 前立腺が...

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リンパ節のサンプリングで免疫機能を温存 肺がんの胸腔鏡手術&リンパ節温存

2006年5月

胸部3カ所に穴を開けモニターを見ながら手術。術後の痛みが少なく入院期間も短い 千葉県がんセンター 呼吸器科部長の 木村秀樹さん 内視鏡技術が発達し、傷口が小さくて患者に負担の少ない手術が盛んに行われるようになってきた。 肺がんの治療で行われる胸腔鏡手術もそのひとつだ。 従来の開胸手術に比べると、痛みは少なく回復も早い。 手術を受けるならなるべく負担の少ない手術方法にしてほしいと誰...

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最新標準治療 肺がん編 がんの進行具合を十分に考慮した上で、正しい治療の選択を

2006年4月

2期までは手術、3期は放射線化学療法、4期は化学療法が中心 癌研有明病院副院長の 中川健さん 肺がんは最も厳しいがんの1つです。それだけに、正しい治療の選択をし、最善の治療を受ける必要があります。正しい治療を選択するためには、ご自分のがんがどの程度進行しているのか。まずそれをきちんと把握することから始まります。検査悔いのない治療を受けるために直径10mmの肺がんの肉眼所見。白っぽいところががん...

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これだけは知っておきたい肺がんの基礎知識 自分のがんはどんながんなのか、まずはそこを把握することが重要

2006年4月

国立がん研究センター東病院 呼吸器外科医長の 吉田純司さん 一口に肺がんと言っても、様々です。治りやすいがんもあれば、治りにくいがんもあります。 ですから、自分の肺がんはどんながんであるかを把握することが非常に重要と言えます。 それによって治療法がぜんぜん違ってきますから。 そこで、まずは、患者さんとして、これだけは知っておきたい基礎知識を学んでいきましょう。 病状と治療は百人百様。...

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再発を防止する薬、腫瘍を縮小する薬の効果と可能性 術後補助化学療法で生存率が向上。術前化学療法にも期待

2006年4月

東京医科大学病院 第1外科講師の 坪井正博さん 肺がんはがん化した細胞の種類によって、小細胞がんとそれ以外の非小細胞がんに分類されるが、抗がん剤の効き方にも違いがあり、小細胞がんは化学療法の効果が見込めるのに対して、非小細胞がんは小細胞がんほどの効果はないといわれている。 このため、非小細胞肺がんの術後の補助療法として行われる化学療法もあまり期待できないとされていたのだが、ここ数年で大きな変...

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肺がんへの応用が進む 体にやさしいCTガイド下ラジオ波凝固療法

2006年4月

がんに針を刺し、ラジオ波で焼ききる。手術を必要とせず体への負担が小さい 大阪市立大学医学部 放射線科講師の 松岡利幸さん ラジオ波でがんを死滅させるラジオ波凝固療法は、手術しないでできる肝がんの治療法として注目されている。 このラジオ波凝固療法の、肺がんへの応用を進めているのが、大阪市立大学医学部放射線科講師の松岡利幸さんだ。 手術が困難な患者さんに対して行ったところ、「68パーセン...

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息苦しさをやわらげる「呼吸リハビリ」 ちょっとしたコツをマスターするだけで呼吸がうんと楽になる

2006年4月

要町病院院長の 吉沢孝之さん   要町病院 リハビリテーション室室長の 岩城基さん イラスト:鬼澤明美 がんが進行すると呼吸困難感を伴うことが少なくない。息切れも起こしやすい。呼吸不全になることもある。肺がん手術後は、肺組織の切除によって肺活量が減るために肺機能が落ちる。拘束性肺障害と呼ばれるものだ。とくに肺組織を半分近く切除すると、徐々に息切れなどの症状が起こり、呼吸不全...

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