各種がん

肺がん

日本からは、全身状態が悪くなった肺がん患者さんに朗報も 抗がん剤の効果と副作用で明らかになった人種差・民族差の大きさ

2008年8月

埼玉県立がんセンター 呼吸器科部長の 酒井洋さん 2008年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、肺がん領域においてもいくつかの注目すべき発表があった。なかでも日本の患者さんにとって関心が高いと思われるのは、全身状態不良の非小細胞肺がんでも、EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異があればイレッサ(一般名ゲフィチニブ)がファーストライン(1次治療)で有効という日本の研究グループの報告である。また、...

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進行度だけではなく、がんの種類によっても治療が異なることに注意! 『肺癌診療ガイドライン』のポイントをわかりやすく解説する

2008年7月

北里大学 呼吸器外科名誉教授の 吉村博邦さん 肺がんは、がんの中でも難治がんといわれ、1955年以降肺がん死は増えつづけています。 しかし、一方で新たな治療薬が開発され、治療法も進歩しています。これを科学的に評価する大規模臨床試験も次々に行われています。 こうした結果を元に、『EBMの手法による肺癌診療ガイドライン2005年版』が作成されました。このガイドラインにもとづき、北里大学医学部...

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がんの組織の種類によって治療がそれぞれ異なることに注意 縦隔腫瘍――あなたはどこまで知っていますか

2008年7月

東京医科大学病院 呼吸器外科准教授の 坪井正博さん 肺と肺に囲まれた「縦隔」と呼ばれる部位には、さまざまな種類の腫瘍が発生する。それを総称して、縦隔腫瘍と呼ばれる。 多くは良性だが、がん治療の対象となる悪性のものが出現する例もあり甘く見ることはできない。 その腫瘍について、これだけは知っておきたい。 吉田美和のパートナーを奪ったがん [縦隔とは] ドリームズ・カム・トゥルーのヴォーカ...

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放射線治療は化学療法との組み合わせで手術と遜色ない成果 肺がん放射線治療の最新情報

2008年7月

近畿大学医学部 放射線医学教室教授の 西村恭昌さん 放射線は線量が多ければ多いほど、がん細胞を死滅できる。 しかし、正常細胞にも放射線が当たり合併症の原因になるため放射線を当てる線量にはおのずと限界がある。 近年、放射線治療は、3次元放射線治療や高精度照射法に加え、化学療法との組み合わせで手術と遜色ない成果をあげ、その進歩には目を見張るものがある。早期肺がんでは高い治癒率が期待できる放射...

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がんのタイプによって薬を選べる時代が近づいた 変わる非小細胞肺がんの最新化学療法

2008年7月

国立がん研究センター東病院 呼吸器科医長の 久保田馨さん 肺がんの8割以上を占める非小細胞肺がんの治療が大きく変わってきている。術後の化学療法(補助療法)の有効性が明らかになる一方、進行がんでも化学療法によって生存期間の延長が認められるようになり、内科治療での根治が期待できるケースも出てきた。効き方に違いがあるさまざまな薬が登場しており、近い将来がんのタイプ別に、より効果的で安全性の高い薬を選ぶ時...

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初期治療を最強の治療でガツンと行うことが大切 抗がん剤や放射線が効きやすい小細胞肺がん治療

2008年7月

国立がん研究センター中央病院 総合病棟部長の 田村友秀さん 小細胞肺がんは進行が早く、他の臓器に広がると治療に難渋するたちの悪いがんとされてきた。 けれども、初回治療によく反応し、化学療法や放射線療法が効き、多くの患者さんに延命効果が期待できるがんでもある。 進行が早く広がりやすいが、治療効果も高いがん 胸部を写したレントゲン写真。←の部分が小細胞がん 「小細胞肺がん」は肺がんの10...

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間質性肺疾患の合併に気をつければ、間質性肺炎は防げる 肺がんの分子標的薬はサードラインで使うのが標準的

2008年6月

国立がん研究センター中央病院 特殊病棟部医長の 大江裕一郎さん イレッサの副作用が社会問題として取り上げられたのは記憶に新しい。けれども、上手に使えば劇的な効果が見られるのも事実だ。 現在、肺がんの分子標的薬はどのように使われているのだろうか。国立がん研究センター中央病院特殊病棟部医長の大江裕一郎さんに解説いただいた。 イレッサでがんが小さくなり4年以上という人も 肺がんの治療に使われる分子標的...

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これだけは知っておきたい再発肺がんの治療 進化しつづける抗がん剤治療。希望を持ってがんと向かい合う

2008年1月

静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科部長の 山本信之さん 抗がん剤では再発・転移肺がんの治療が困難であるのは事実です。けれども、快適な人生をより長く続けることは可能です。 今回は肺がん治療のなかで、とくに治療が困難といわれる再発・進行肺がんの治療についてお話ししたいと思います。 1期も見えない転移が起こっている [進行度・組織型からみた転移のある可能性] まず最初に、肺がんの転移についてみて...

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読み方のポイントと、簡単にかつ正しくわかる「推奨できる治療法」 『肺癌診療ガイドライン』をわかりやすく読み解く

2007年7月

国立がん研究センター中央病院院長の 土屋了介さん 日本人の死亡原因の第1位はがん。なかでも肺がんが死亡数のトップを占める。 2003年の統計では年間死亡者数は約5万7000人に上っている。死亡者数が多いのは、完治が難しい“難治がん”だからで、それだけになおさら、自分の症状に応じた最善の治療法をいかに選択するかが重要であり、判断の目安として参考にしたいのが『診療ガイドライン』だ。 最新版である『E...

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検査体制の充実と医療技術の進歩が早期肺がんの治療を変えた これだけは知っておきたい! 肺がんの基礎知識

2007年7月

九州大学大学院医学研究院 呼吸器科教授の 中西洋一さん 福岡大学医学部外科教授の 白日高歩さん   日本人のがんによる死亡率トップで、最も怖いとされるのが「肺がん」だ。痛みなどの自覚症状がないため発見が遅く、がんが見つかったときには進行しているケースが多いと言われている。 死亡率が高いその一方で肺がんを克服し、元気に家庭生活を送ったり、社会復帰したりする人も少なくない。 では、難...

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