各種がん

肺がん

非扁平上皮がんでペメトレキセドが生存期間を延長との結果を受けて 非小細胞肺がんのファーストラインが変わる!?

2010年1月

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 非小細胞肺がんの薬物療法は、プラチナ製剤を含む2剤併用が標準的治療である。2009年5月に承認された肺がんに対する新しい薬は、抗がん剤の選択に関する従来の考え方に変化をもたらした。組織型別に治療を変えるという道が示されたのだ。 最近、肺がん、ことに非小細胞肺がんに対する薬物療法が大きく変革しつつある。イレッサ(一般名ゲフィチニブ)などの分...

詳細はこちら

新たな分子標的薬の登場で、劇的な効果がみられる人も 選択肢が増えてきた!! 非小細胞肺がんの最新化学療法

2010年1月

国立病院機構沖縄病院 副院長の 久場睦夫さん 肺がん全体の約8割を占める非小細胞肺がん。その非小細胞肺がんの治療において、化学療法は重要な位置を占めている。 とくに最近では、イレッサ、タルセバなど新たな分子標的薬の登場で、患者さんにはさまざまな選択肢が出てき始めた――。 肺がんの多くは化学療法が必要 [非小細胞肺がんに対する治療方針]   治療方針 1A期 手術 1B期 ...

詳細はこちら

3次元シミュレーションが可能にした究極の胸腔鏡下肺腫瘍縮小手術

2009年12月

東京女子医科大学医学部 第1外科学講座・ 呼吸器外科主任教授の 大貫恭正さん 肺腫瘍を胸腔鏡下で最小限に切除する。そんな高度な手術が、可能になった。3次元のCG(コンピュータグラフィック)画像の開発により、病巣部を血管や気管支が取り巻いている様子を立体的に掌握できるようになったからだ。 3次元による画像で血管や気管支の位置を確認しながら胸腔鏡下手術を行う 手術開始から2時間半を経過し...

詳細はこちら

補助化学療法の有用性をよく理解して治療を受けることが大切 経口抗がん剤による肺がんの術後の治療。2~3センチの腫瘍径の生存率がアップ

2009年11月

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 肺がん手術でがん細胞をきれいに切除できても微小転移が起きている可能性がある。この微小転移が徐々に大きくなって再発につながることがあるので、再発予防のための術後補助化学療法としてUFTを服用することで2~3センチの腫瘍径の患者さんに有効であることが、神奈川県立がんセンター呼吸器外科の坪井正博さんらの無作為化比較試験の結果、明らかになった。 補...

詳細はこちら

患者さんにとって、より効果のある薬を使い、最大の効果を上げる 肺がんは「組織型」によって薬を使い分ける時代へ!!

2009年7月

国立がん研究センター中央病院 肺内科医長の 久保田馨さん 他のがんと異なり、どの組織ががんになったかによって、いくつかのタイプに分けられる肺がん。 当然タイプによってがんの性質も違い、治療法も異なってくる。 今、その肺がんの組織型によって、どの抗がん剤がより効果を示すのかがわかってきた――。 手術不能でも組織型別の化学療法で成績アップ 肺がんは早期発見が難しく、手術不能の段階で見つかることが多い...

詳細はこちら

転移がなく、腫瘍が3センチ以下なら5年生存率は80パーセントのデータも 体への負担が軽く、繰り返し治療できる肺がんラジオ波治療

2009年1月

岡山大学医学部 放射線科教授の 金澤右さん ラジオ波治療は、体に対する侵襲が少なく、臓器の損傷を最低限にとどめて繰り返し治療ができるのが大きな利点。すでに早期の肝がんでは標準治療の1つとして認められていますが、最近では他のがんでも有望な局所治療法として期待されています。 中でも、早くから肺がん治療への応用を研究してきたのが、岡山大学医学部放射線科教授の金澤右さんです。世界でも最多の治療例を持...

詳細はこちら

検査技術の向上で1センチ前後のがんが発見され部分切除のニーズが高まる 術後の痛みも少なく早期に退院できる肺がん胸腔鏡下手術

2008年12月

福岡大学医学部呼吸器・ 乳腺内分泌・小児外科教授・ 診療部長の岩崎昭憲さん 内視鏡下外科手術は、一般の手術に比べて傷が小さく、体への負担も少ないことから、最近はさまざまながん治療に利用されています。肺がんでも、早期がんを対象に胸腔鏡下の手術が普及しつつあります。 しかし、内視鏡下外科手術には手術を行う医師の技術格差も大きいと言われます。早くから胸腔鏡下の肺がん手術に取り組み、安全性の向上に貢献し...

詳細はこちら

日本からは、全身状態が悪くなった肺がん患者さんに朗報も 抗がん剤の効果と副作用で明らかになった人種差・民族差の大きさ

2008年8月

埼玉県立がんセンター 呼吸器科部長の 酒井洋さん 2008年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、肺がん領域においてもいくつかの注目すべき発表があった。なかでも日本の患者さんにとって関心が高いと思われるのは、全身状態不良の非小細胞肺がんでも、EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異があればイレッサ(一般名ゲフィチニブ)がファーストライン(1次治療)で有効という日本の研究グループの報告である。また、...

詳細はこちら

進行度だけではなく、がんの種類によっても治療が異なることに注意! 『肺癌診療ガイドライン』のポイントをわかりやすく解説する

2008年7月

北里大学 呼吸器外科名誉教授の 吉村博邦さん 肺がんは、がんの中でも難治がんといわれ、1955年以降肺がん死は増えつづけています。 しかし、一方で新たな治療薬が開発され、治療法も進歩しています。これを科学的に評価する大規模臨床試験も次々に行われています。 こうした結果を元に、『EBMの手法による肺癌診療ガイドライン2005年版』が作成されました。このガイドラインにもとづき、北里大学医学部...

詳細はこちら

がんの組織の種類によって治療がそれぞれ異なることに注意 縦隔腫瘍――あなたはどこまで知っていますか

2008年7月

東京医科大学病院 呼吸器外科准教授の 坪井正博さん 肺と肺に囲まれた「縦隔」と呼ばれる部位には、さまざまな種類の腫瘍が発生する。それを総称して、縦隔腫瘍と呼ばれる。 多くは良性だが、がん治療の対象となる悪性のものが出現する例もあり甘く見ることはできない。 その腫瘍について、これだけは知っておきたい。 吉田美和のパートナーを奪ったがん [縦隔とは] ドリームズ・カム・トゥルーのヴォーカ...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート5月 掲載記事更新!