連載

コラム・レポート

第3回 がん患者に起こるロコモティブシンドローム 整形外科医の力を借りて「がんロコモ」を防ごう

2020年11月

「これまで、整形外科医はがんもがん患者も診ない傾向がありましたが、今は学会をあげてがんと取り組み出しました」と語る河野博隆さん がんになっても動ける体でいたい、自分の足で歩き続けたい、多くのがん患者さんはそう願っているはずです。でも、がんやがん治療の影響で骨や関節などの「運動器」に障害が起こると、「がんだから仕方がない……」と諦めていませんか。今回は運動器の問題を取り上げます。近年よく耳にするよう...

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腫瘍内科医のひとりごと 118 記憶を絵におきかえて

2020年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ある病院の乳腺科病棟でのことです。Nさん(55歳、女性)が入院されたのは10月ですが、まだまだ暑い日でした。Nさんは乳がんの手術をしてから3年。骨、肺に転移していました。がんの組織は、エストロゲ...

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ドイツがん患者REPORT 72 「Made in Germany」計画

2020年10月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ ドイツ国内でのマスク製造が必要と、政府は外出禁止令下の4月「マスク メイド イン ジャーマニー計画」を発表しました。医療用マスクに補助金を出して国内で生産し、8月中旬には流通させる計画で、新規事業参入者も含めて広く公募しました。戦時中ガスマスクをいち早く製造したのはドイツですし、フィルターといえばコ...

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第7回 医師と良好なコミュニケーションをとるために患者力を身につけよう

2020年10月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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第2回 手のぬくもりで、痛みや不安を和らげる ご家族でもできるタクティールケア

2020年10月

「どんな時代になっても人を癒すのは、人の手のぬくもりや寄り添う気持ち」と語る松本比砂美さん 「タクティールケア」という言葉をご存じですか?タクティールケアとは、手で相手の背中や手足をやさしく触ることで痛みや不安をやわらげる、スウェーデン発祥のタッチケアのこと。がんの不安や恐怖、痛みを緩和する施術の1つとして、今注目が集まっています。タクティールケアの認定資格を持ち、PL病院(大阪府がん診療拠点病院...

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腫瘍内科医のひとりごと 117 退院日のバンダナ

2020年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Cさん(43歳 女性 会社員)は、ある病院のCT検査で腹腔内にリンパ節腫大が見つかり、生検で悪性リンパ腫との診断でした。病院を紹介されて、入院しました。組織型は悪性リンパ腫の中でも悪性度の高いも...

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ドイツがん患者REPORT 71 コロナ初期対応の検証

2020年9月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 新型コロナウイルス感染症に関した話題が多い今、国営第2放送ZDFの番組「Plus minus」(7月1日放送)を紹介します。「介護施設での死・この業界で緊急に改善すべきこと」と題したもので、これもコロナに関するものです。外出禁止令が出され、パンデミックに恐怖を持つ人が増え、ドイツでも様々な問題が起こ...

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第6回 家族ががんと診断されたとき、忘れてはならない2つのこと

2020年9月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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第1回 がん患者さんにとって重要な「唾液の力」 口腔ケアで唾液の機能を高めよう!

2020年9月

「唾液には、口腔内の細菌を洗い流す自浄作用がありますから、がん患者さんは唾液がたっぷりあるほうがいいのです」と語る槻木恵一さん 「唾液の力」という言葉が近年話題になっています。唾液には、食べ物の消化を助けるだけでなく、感染症予防やがんの早期発見にも重要な役割を果たすことがわかってきたからです。唾液の研究の第1人者であり、「唾液腺健康医学」という新しい学問領域を提唱している神奈川歯科大学副学長/大学...

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腫瘍内科医のひとりごと 116 父親、Wさんのこと

2020年8月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 詳しくは知りませんが、Wさん(当時55歳、男性)は会社社長で、ある地方の名士なのだそうです。そのWさんに、思わぬ悲劇が起こりました。Wさんが、とても可愛がっているたったひとりの娘さんが、高校に入...

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