連載

コラム・レポート

ドイツがん患者REPORT 78 2匹目の保護犬

2021年4月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ コロナ渦で長く外出禁止令が出ています。食料品の買物、医療機関への受診など生きていくため必要な外出は当然許可されていますが、その中にはペットの散歩もあります。集合住宅に住んでいればペット用の室内トイレを猫には使いますが、犬に使う話は聞いたことがありません。家内は「それは犬への虐待」とまで言います。うち...

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第5回 いま注目の組織「ファシア」 治療中でも手軽なストレッチで体をほぐす

2021年4月

「病気が落ち着いたら、体は動かしたほうがいいのです。ファシアの痛みは、痛み止めが効きません。体を動かすことがクスリなのです」と語る遠藤健司さん 肩こりや腰痛、がんの不安からの不眠などで悩んでいませんか。その上、新型コロナ感染症の影響で外出を控えるようになると、ますます運動不足になりがちです。こうした不調の原因の1つとして、体内組織の「ファシア」が話題になっています。これまで肩こりや腰痛は、筋肉の不...

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腫瘍内科医のひとりごと 123 ピロリ菌の不思議

2021年3月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 胃がんの多い日本では、1970年頃から胃がん診断学は大きく向上しました。病理組織検査では、胃がんのほとんどが「慢性萎縮性胃炎」を基にできていることがわかっていました。病理医は、手術で切除された胃...

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ドイツがん患者REPORT 77 日本の少ない感染者で医療逼迫のなぜ?

2021年3月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 今回のコロナ禍でわかったことは、ドイツの病院は約8割が公的病院のため、政府の「命令」でコロナ患者のためのICU病床を大幅に増やすなど、パンデミックにすばやく対応ができたことです。しかし、日本は病床数が世界でトップクラスにもかかわらず、政府には病院に対してコロナ病床を増やすよう「要請」することしかでき...

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第12回 大切な人を失ってから、心が回復するまで

2021年3月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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腫瘍内科医のひとりごと 122 コロナ禍でも、がん治療は進歩している

2021年2月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 昨年からの、コロナ流行がおさまるのを静かに待つしかないのかと家にこもり、じっとテレビや新聞を見ながら、「ワクチンはどうか」「もっと明るい話題がないか」と思って過ごしていました。 初めて見た「ゲノ...

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ドイツがん患者REPORT 76 メルケル首相の演説

2021年2月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 今年でドイツに住んで34年目。日本のことを少しは知ろうとネットを始めたのが7年前。それ以前は、たまに入手できる日本の新聞や雑誌から得る情報くらいで、日本についての知識は一般のドイツ人とたいして変わりませんでした。「日本に住んでないからわからない」「もうそっちの感覚が染みついて、理解できないね」など、...

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第11回 死にまつわる問題と向き合うことで、次第に恐怖は弱まっていく

2021年2月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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腫瘍内科医のひとりごと 121 参拝も分散して

2021年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 正月には、Aさん(66歳、乳がん手術後2年)の家に誰も来ない予定です。テレビを見て、ひとりで過ごすつもりです。息子、息子の嫁さん、孫からは「お正月は行けないけど、来年もよろしくね」と、スマホの画...

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ドイツがん患者REPORT 75 病院は少ないほうがいい⁈

2021年1月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 日本でも晩秋に入り、コロナ感染者数が急増していると聞きます。ミュンヘンは日本の姉妹都市・札幌と同緯度にあるので、秋冬の到来も早い。そのせいかコロナ感染者が急増して、高止まりのまま推移しています。11月24日の発表では、感染者数13,554人で、もう何日もすれば国内総感染者数100万人の大台に乗ってし...

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