連載

コラム・レポート

第10回 1度だけの人生を一生懸命生きて、死に備える姿勢

2021年1月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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腫瘍内科医のひとりごと 120 キャンドルサービス

2020年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 20年ほど前のことです。患者さんの入院している期間は、いまの2倍から3倍、がん病棟ではとくに長かった頃です。多くの患者さんは、がんの病名は告げられていました。「早く退院できるように、頑張りましょ...

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ドイツがん患者REPORT 74 自宅に侵入してきたコロナ・後編

2020年12月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 娘の誕生日パーティでコロナ患者が出た次の日、娘夫婦はすぐPCR検査に行くことにしました。娘婿は今回で2度目の検査。初めて検査したのは3月で、ドイツがパンデミックに襲われ始めた頃のことでした。当時は検査の仕方も手探り状態で家に検査員が来て行われたため、衛生局に連絡してから2、3日もかかりました。今回は...

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第9回 病気と向き合いながら自然に生まれる「気づき」がある

2020年12月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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第4回 老化やがんに密接に関係する終末糖化産物 AGEをためない食生活を心掛けよう!

2020年12月

「AGEをためない食生活習慣に気を配ってみてはいかがでしょうか」と語る山岸昌一さん 「AGE」という言葉をご存じですか。AGEとは、タンパク質と糖が加熱されてできた物質のことで、「終末糖化産物」とも言います。最近、このAGEが老化に深く関わっていることがわかってきて、今とても注目されています。今回は、AGEと老化やがんとの関係性や、AGEを体内にため込まない食生活について、昭和大学医学部内科講座糖...

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腫瘍内科医のひとりごと 119 黄色い爪

2020年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 食品売り場にいろんな種類のミカンがたくさん出る時期になりました。北国育ちの私は、冬になると毎年、こたつの中でミカンを1日何個も食べました。高校生の頃、食べ過ぎで「体が黄色い」と言われたこともあり...

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ドイツがん患者REPORT 73 自宅に侵入してきたコロナ・前編

2020年11月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 日本でも旅行推進キャンペーンが行われているそうですが、欧州各国では旅行を含めたホリディが普段から生活の重要な部分を占めています。僕はこのコロナ禍なら休暇を家でのんびりゆっくり過ごしても良いのにと思うのですが、こちらでは日常生活から抜け出せる旅行ホリディなしなど考えられない人々が老若男女問わず多いよう...

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第8回 再発の不安とどう向き合えばいいのか

2020年11月

しみず けん 1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院で内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院で一般精神科研究を経て、2003年、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)東病院精神腫瘍科レジデント。以降一貫してがん患者およびその家族の診療を担当。2006年、国立がんセンター中央病院精神腫瘍科勤務、同病院精神腫瘍科長を経て、2020年4月よりがん研有明病...

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第3回 がん患者に起こるロコモティブシンドローム 整形外科医の力を借りて「がんロコモ」を防ごう

2020年11月

「これまで、整形外科医はがんもがん患者も診ない傾向がありましたが、今は学会をあげてがんと取り組み出しました」と語る河野博隆さん がんになっても動ける体でいたい、自分の足で歩き続けたい、多くのがん患者さんはそう願っているはずです。でも、がんやがん治療の影響で骨や関節などの「運動器」に障害が起こると、「がんだから仕方がない……」と諦めていませんか。今回は運動器の問題を取り上げます。近年よく耳にするよう...

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腫瘍内科医のひとりごと 118 記憶を絵におきかえて

2020年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ある病院の乳腺科病棟でのことです。Nさん(55歳、女性)が入院されたのは10月ですが、まだまだ暑い日でした。Nさんは乳がんの手術をしてから3年。骨、肺に転移していました。がんの組織は、エストロゲ...

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