連載

コラム・レポート

ドイツがん患者REPORT 63 映画から生まれた「モナコ フレンツィ」

2020年1月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「モナコ フレンツィ」(Monaco Fränzy)は、自主製作映画『シュムックロス』(Schmuckloss)に登場する架空のバンドでしたが、「映画のプロモーションに併せて作ったら面白いのでは」というわけで、実際に結成されました。映画の舞台「シュムックロス」という名のパブは、酒は1種類の蒸留酒、食...

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腫瘍内科医のひとりごと 109 ゲノム医療ってなに?

2020年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Cさん(35歳 女性 会社員)のお話です。「私の友達は、母親が卵巣がんで、姉が乳がんだそうで、自分も将来乳がんや卵巣がんになるのではないかと心配して、病院で遺伝子検査をするって言っていました。私...

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ドイツがん患者REPORT 62 本当によい病院、よい医師? 有名雑誌の高評価マーク

2019年12月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ ドイツで一番有名で、世界的にも高い信用のある週刊誌「シュピーゲル」(Der Spigel)は、1947年創刊の新聞のニュースを掘り下げたような堅い内容の週刊誌で、欧州で最も多い719,000部(2019年2月時点)の売り上げがあります。しかし、もう少しくだけたものが欲しいと、1993年「フォークス」...

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腫瘍内科医のひとりごと 108 人生の最終段階のお話ですか?

2019年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Dさん(64歳 女性 元看護師)は、健診で肺に異常な影を指摘され、某病院呼吸器内科を受診し、CT等の検査を行ったところ、肺がんと言われました。肺の中にも転移があり、手術は無理で、ステージ4との診...

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腫瘍内科医のひとりごと 107 外来化学療法のブルーな1日

2019年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Jさん(54歳 女性 会社員)は4カ月前、両側の頸部のリンパ節が腫れ、1個生検して、悪性リンパ腫の診断でした。全身のCT検査などで、他に腫れているところはなく、最初の抗がん薬治療は、入院して開始...

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ドイツがん患者REPORT 61 オランダから学ぶ病院の衛生管理

2019年11月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ ドイツでは年間に約60万件の感染症が発生し、2〜4万件の死亡例が出ているとされています。しかし、隣国オランダでは桁違いに少なく、その理由に「良い衛生環境」が挙げられています。良い衛生環境を作るための条件とは、➀手術数を減らすような改善、➁重病人の介護は個別に、➂手の除菌を徹底——だそうです。よく聞く...

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ドイツがん患者REPORT 60 似非科学の健康検査機器⁉︎〝バイオスキャナー〟

2019年10月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「健康に不安を感じるけど、面倒な検査は嫌だ」というのは、日本でもドイツでもみんなが共有する本音だと思います。僕もそうですよ、今でも。センサーバーを握るだけで、コンピュータが健康状態をチェックして、体に不足しているものがあれば、それを補うサプリメントをその場で購入できる。予約や待ち時間もなし、採血すら...

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腫瘍内科医のひとりごと 106 安楽死に思う

2019年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 7月の選挙で、安楽死制度を考える会は「自分の最後は自分で決めたい。耐え難い痛みや辛い思いをしてまで延命をしたくない。家族などに世話や迷惑をかけたくない。人生の選択肢の1つとしてあると『お守り』の...

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ドイツがん患者REPORT 59 知人の自主製作映画

2019年9月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 8月1日のライブを最後に、一旦映画のプレゼンのバンド活動は終了しました。4月から4カ月間、長いようであっという間でした。映画とは、僕のバンドINCSの仲間、フランツィーの旦那さんであるトーマス・シュヴェンデマンの自主製作映画のことです。 映画のストーリー   映画は、若者ローランドが...

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腫瘍内科医のひとりごと 105 自分だけの命なのか?

2019年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 「先生、この春に亡くなった母のことですけど、こんなこと聞いていただけますか?」と話しかけてきたのは、病院事務の女性(50歳)でした。「母は80歳で、夜、血を吐いて、気づくのが遅くて、私が家に帰っ...

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