連載

コラム・レポート

実例紹介シリーズ第7回 手術後遺症の勃起障害を妻に伝えることができません……

2021年12月

Q 手術後遺症の勃起障害を妻に伝えることができません…… 51歳の男性です。直腸がん2期で術前化学放射線治療のあとに手術を受けました。がんができたところが肛門に近く、人工肛門になる可能性が高いと言われていましたが、術前治療で腫瘍が小さくなり手術では肛門を残せたのでほっとしていました。ところが、手術後、勃起しなくなり、当初は自分では精神的なものだと思っていましたが、手術後9カ月経った今でも変わりはな...

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ドイツがん患者REPORT 86 「続々・コロナがうちにやってきた」家内がブレークスルー感染して2

2021年12月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ それでもホリディに行く――家内は2週間の自宅隔離期間が終わって、1日もおかずにホリディに出かけました。日本人ならちょっと理解できない行動と思われるかもしれませんが、それが典型的なドイツ人だと僕は思っています。多くのドイツ人にとって、ホリディは生きがいと言っても良いと思います。ところが、クラスター認定...

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ドイツがん患者REPORT 85 「続・コロナがうちにやってきた」家内がブレークスルー感染して

2021年11月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ PCR検査を受けに行く――8月30日(月)、家内のコロナ感染が判明してから我が家の生活は一変しました。娘がすぐ予約を取ってくれ、翌日午前9時に初めてPCR検査を受けに行きました。検査会場はいかにも即席なプレハブの簡易な作り。感染者数は一進一退という状況(新たな感染者数6,823人/8月30日)で、「...

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実例紹介シリーズ第6回 認知症患者の治療の意思決定はどのように?

2021年11月

Q 認知症患者の治療の意思決定はどのように? 87歳の父が、肝がんの診断を受けました。父は施設に入所していますが、認知症と診断されています。病気について伝えましたら、そのときは自分ががんになったことに対して大変なことになったと理解しましたが、翌日になるとすっかり忘れている状態です。食欲と認知度は落ちているように思います。施設長は内科医のようですが、病院で手術などせず、施設での看取りを勧めています。...

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腫瘍内科医のひとりごと 131 コロナ時代のがん薬物療法

2021年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Bさん(55歳 男性 肺がん)から、電話での相談です。「近所の同じ年配の方が亡くなったのですが、詳しくは聞けないのですが、どうもコロナ感染だったみたいです。私は肺がんで、妻と2人暮らしです。外来...

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実例紹介シリーズ第5回 医療過誤を疑い、いつまでも苦しい

2021年10月

Q 医療過誤を疑い、いつまでも苦しい 私は2年前に29歳で娘を亡くした父親です。娘は6年前、湿疹のように皮膚が赤くなり、皮膚科クリニックでアトピー性皮膚炎と診断されました。治療を続けていましたが、ひどくなってきたようなので、しっかり検査をするために大学病院を受診するように強く勧めました。そこでもアトピー性皮膚炎との診断で、ひとまず安心しました。しかし、湿疹が全身に広がり、その後潰瘍のようになってリ...

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腫瘍内科医のひとりごと 130 がんと就労について

2021年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Sさん(45歳 女性)の話です。2人のお子さんは小学生となり、ある会社に週3日の非常勤職員として勤めはじめました。会社は自宅から電車で30分くらいの駅前のビルの5階にあり、仕事はデータの整理など...

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ドイツがん患者REPORT 84 「コロナがうちにやってきた」

2021年10月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「コロナがうちにやってきた」。一昨年前なら「なんなのそれ? 楽しそう」とまるでクリスマスソングの「サンタが街にやってくる」みたいなイメージだったかもしれませんが……。うちでクラスターが起こり、2週間の隔離期間が終わって、僕はそのとき失った生気をやっとこの1週間で取り戻せてきました。僕自身は感染しませ...

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腫瘍内科医のひとりごと 129 肺がんの診断から2カ月で……

2021年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 この電話で、私の話を聴いていただけるとのこと、ありがとうございます。夫(49歳)は肺がんと診断されて、たった2カ月でこの世を去りました。今でも「ただいまー」って帰ってくる気がして、死んだなんてと...

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ドイツがん患者REPORT 83 乳房インプラントのスキャンダルが規制のきっかけ EUの新医療機器規制は本当に患者のため?

2021年9月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 5月末から、「EU新医療機器規制」が始まりました。医療機器は検査データを厳格に審査し、パスしなければ認可されません。しかし、需要の少ない医療機器は、「新規制によってコストが高くなりすぎて製造中止に追い込まれ、患者が不利益をこうむるのでは?」と、8月4日、国営放送局ARDの「プルス・ミヌス」という番組...

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