連載

コラム・レポート

ドイツがん患者REPORT 88 ドイツで日本のアニメを見て

2022年2月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 先日、日本のアニメをYouTubeで見た。僕は〝オタク〟がまだ一部の人の言葉であった世代だが、今も漫画やアニメを観るのが好きだ。外国にいてもYouTubeで日本のアニメが日本語で見られる時代になって、日本との距離がすごく短くなったように感じられる。アニメは2004~5年にかけての作品で、35年近く日...

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実例紹介シリーズ第9回 ホルモン療法中止して子どもが欲しいのに、夫が反対しています

2022年2月

Q ホルモン療法中止して子どもが欲しいのに、夫が反対しています 私は結婚して2年、そろそろ子どもが欲しいと思っていた矢先の35歳で乳がんになりました。ホルモン受容体陽性ステージIIで全摘後、現在はホルモン療法中です。ホルモン療法は最低5年行い、治療中は妊娠できないと担当医からいわれました。これでは、治療を順調に終えても40歳すぎてしまいます。初めは、恐くてしっかり治療することしか考えていなかったの...

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腫瘍内科医のひとりごと 133 新年 新しい時代です

2022年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 昨年までは悪夢のような2年間でした。新型コロナ感染症で重症化し、亡くなった患者さんはとても気の毒でした。助かっても、味覚障害などの後遺症が残った方がたくさんおられます。 コロナ感染入院患者に看護...

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ドイツがん患者REPORT 87 ドイツの医療用〝カナビス〟事情

2022年1月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 僕は2008年末に直腸がん肝転移がわかり、術前化学放射線治療、手術、術後化学療法のため人工肛門を1年付けた。その1年間はとてつもなく長く感じ、ほんの少し内臓が体外に出ているだけなのに人間ではなくなったという思いに捕われた。だから、人工肛門から解放されたときは本当にうれしかった。その後、2度再発したが...

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実例紹介シリーズ第8回 進行がんで療養中。どう子どもと向き合っていけばいいのでしょうか

2022年1月

Q 進行がんで療養中。どう子どもと向き合っていけばいいのでしょうか 大腸がん4期とわかり、現在化学療法を行っています。治療日以外、なるべく普段どおりに過ごそうとしていますが、このところ横になる日が多くなってきました。将来のことを考えると悲しみや不安が大きく、これからやってくる死という現実にどう向き合っていけばいいのかわかりません。いちばんの気がかりは8歳の息子のことです。息子にはまだ私の病気のこと...

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腫瘍内科医のひとりごと 132 2021年どんな年だったか

2021年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 コロナ(COVID-19)感染の蔓延防止・緊急事態宣言の繰り返しで過ぎた1年。東京オリンピック・パラリンピックが行われるかどうか、気をもんだ時期もありました。そして、総理の顔を変えての衆議院の選...

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ドイツがん患者REPORT 86 「続々・コロナがうちにやってきた」家内がブレークスルー感染して2

2021年12月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ それでもホリディに行く――家内は2週間の自宅隔離期間が終わって、1日もおかずにホリディに出かけました。日本人ならちょっと理解できない行動と思われるかもしれませんが、それが典型的なドイツ人だと僕は思っています。多くのドイツ人にとって、ホリディは生きがいと言っても良いと思います。ところが、クラスター認定...

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実例紹介シリーズ第7回 手術後遺症の勃起障害を妻に伝えることができません……

2021年12月

Q 手術後遺症の勃起障害を妻に伝えることができません…… 51歳の男性です。直腸がん2期で術前化学放射線治療のあとに手術を受けました。がんができたところが肛門に近く、人工肛門になる可能性が高いと言われていましたが、術前治療で腫瘍が小さくなり手術では肛門を残せたのでほっとしていました。ところが、手術後、勃起しなくなり、当初は自分では精神的なものだと思っていましたが、手術後9カ月経った今でも変わりはな...

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腫瘍内科医のひとりごと 131 コロナ時代のがん薬物療法

2021年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Bさん(55歳 男性 肺がん)から、電話での相談です。「近所の同じ年配の方が亡くなったのですが、詳しくは聞けないのですが、どうもコロナ感染だったみたいです。私は肺がんで、妻と2人暮らしです。外来...

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ドイツがん患者REPORT 85 「続・コロナがうちにやってきた」家内がブレークスルー感染して

2021年11月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ PCR検査を受けに行く――8月30日(月)、家内のコロナ感染が判明してから我が家の生活は一変しました。娘がすぐ予約を取ってくれ、翌日午前9時に初めてPCR検査を受けに行きました。検査会場はいかにも即席なプレハブの簡易な作り。感染者数は一進一退という状況(新たな感染者数6,823人/8月30日)で、「...

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