検査・治療法

卵巣がん(漿液性嚢胞腺がん) MRI検査 充実成分が多く、不整な形をしていれば、がんを疑う

2010年4月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 54歳のIさん。腹部の膨満感がとれず、下腹部がやや膨らんできたことに...

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粒子技術が生み出す究極の「体に優しい」陽子線治療

2010年4月

静岡県立静岡がんセンター 陽子線治療科部長の 村山重行さん 20メートルの装置の中で光速近くに加速して作られる陽子線をがんに照射して行う、陽子線治療。その巨大でダイナミックな装置からは、「体に優しい治療」はすぐには想像できない。しかし狙った腫瘍だけを照射し、周辺臓器に影響を及ばさない、患者の負担を最小限にする治療なのだ。 診療放射線技師がコンピュータ画面を見つめ、陽子線照射をコントロールす...

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子宮体がん MRI検査 ぶ厚い内膜、腫瘍に濃淡やモザイク模様などががんの特徴

2010年3月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 63歳のOさん。不正出血が続き、近くの病院の婦人科にて受診。子宮体が...

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進行がん患者さんに希望を与える東大医科研版がんペプチドワクチン療法

2010年3月

東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター長の 中村祐輔さん 人間の体にはもともとがん細胞を攻撃する免疫細胞である細胞傷害性T細胞(CTL)がある。しかし、増殖したがんを殺すには量が少なすぎる。それを大量に増やし、がんを攻撃するために開発されたのが、がんペプチドワクチンだ。これが今、膵がん、食道がん、大腸がんなど、13種類に及ぶがんで臨床研究・臨床試験が行われている。 培養した食道がん...

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日本の医師はなぜ、無意味な検診をいつまでもやるのか 視触診では見つけられない。乳がん検査の主役はマンモグラフィだ!

2010年3月

癌研有明病院乳腺センター長の 岩瀬拓士さん 乳がんの検診というと、視触診を思い浮かべる人は少なくなかろう。“がん検診後進国”日本の象徴と言える検査である。 欧米では40年も前から導入されているマンモグラフィを中心とした検診が、ようやく日本でも普及し始めている。 視触診は今や“過去の遺物”と心得るべきだ。 意味のない視触診のみによる検診 欧米と比べて日本はがん検診後進国といわれている。その実情を象...

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厚い縦割りの壁を乗り越え、九州から意識変革の風 がんのチーム医療を未来へ託す

2010年2月

九州がんセンター乳腺科部長の 大野真司さん おおの しんじ 九州がんセンター乳腺科部長。1958年、福岡県生まれ。九州大学医学部卒。九州大学病院を経て、2000年から九州がんセンターに勤務。乳がんのチーム医療の専門家。著書に『明日から役立つ乳がんチーム医療ガイド』(金原出版)。多職種の医療者が乳がんの啓発活動を行う団体、NPO法人ハッピーマンマ代表理事2009年8月、九州福岡市で行われたセミナー...

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大腸隆起性病変(大腸ポリープ) 内視鏡検査 病変の大きさとびらんの痕跡でがん化を疑う

2010年2月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 67歳の男性Pさん。大腸がん検診(便潜血反応検査)で陽性となり、精密...

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抗がん剤の効果と副作用を予測するだけでなく、予後も予測する 個別化医療の実現を可能にするバイオマーカーに大きな期待

2010年2月

埼玉医科大学国際医療センター 臨床腫瘍科・腫瘍内科の 藤田健一さん バイオマーカーは、抗がん剤の効果と副作用をあらかじめ予測する手段として、今治療現場での応用が進んでいる。 しかし、埼玉医科大学国際医療センター臨床腫瘍科・腫瘍内科で薬学を専門とする藤田健一さんによると、バイオマーカーの利用価値はそれにとどまらないという。藤田さんに、バイオマーカーの現状と展望について聞いた。 効果と副作用の個...

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“暗黒大陸”小腸内部に潜り込んでがんを見つけ出すカプセル内視鏡

2010年2月

NTT東日本関東病院 消化器内科・内視鏡部部長の 松橋信行さん 胃からも、大腸からも到達しにくい小腸。その内部を、痛みを伴わずして知る術がある。カプセル内視鏡だ。その使用によって多くの患者さんの病変を見つけることができるようになった。真っ暗な小腸を照らし出す、画期的な検査だ。 オレンジ色のものはカプセル内視鏡のキャップ。データレコーダなどの取り付けが終わったあと、カプセル内視鏡を飲み込む...

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大腸がん、膵臓がん患者さんが悪液質タイプから脱却し、免疫老化まで改善か 栄養成分EPAを軸にした新機軸の栄養療法

2010年1月

三重大学大学院医学系研究科 消化管・小児外科 准教授・病院教授の 三木誓雄さん がん患者の体内では絶えず炎症が起こっている。実はこの炎症ががん細胞の増殖と関係しており、この炎症を抑えることで今注目を集めているのが栄養成分EPA(エイコサペンタエン酸)だ。現在、このEPAを中心とした栄養療法で、がんと免疫栄養療法に関する研究を進めている三重大学では、栄養療法の可能性の高まりを感じさせる研究デー...

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