各種がん

血液がん

これまで薬のなかったT細胞リンパ腫にも、もうすぐ新たな薬が あきらめない!新薬登場続く悪性リンパ腫の治療

2012年4月

「新薬も毎年登場。たとえ再発してもいろいろな手段があるのであきらめずにがんばりましょう」と話す 新津望さん(イラスト/佐藤竹右衛門) 悪性リンパ腫に、新薬が続々と登場している。再発しても長期生存はもはや夢ではなくなってきている。 そんな悪性リンパ腫とどう向き合っていけばよいのか。 胃腸、肝臓、脳、皮膚……体中のどこにでもできる [悪性リンパ腫ってどんな病気?] リンパ球...

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予後予測に基づいて寛解後療法を選択。分子標的薬の開発や免疫療法もスタート リスク別薬物療法で急性骨髄性白血病の生存率アップを目指す

2011年9月

急性骨髄性白血病の薬物療法に力を入れる 宮脇修一さん 性骨髄白血病の薬物療法が大きく変わりつつある。とくに再発防止のために重要な寛解後療法では、予後因子に基づいた予後予測によって治療法が選ばれるようになり、長期生存率の向上が期待されている。 日本人の白血病の5割を占める急性骨髄性白血病は日本人に多いのが特徴だ。欧米人の白血病のうち、急性骨髄性白血病が占める割合は2~3割だが、日本人の白血病で...

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慢性骨髄性白血病~新薬の登場で完全治癒への期待がふくらむ 新しい分子標的治療薬がもたらすインパクト

2011年9月

CMLの最終ゴールは治癒をめざすことと語る 高橋さん 慢性骨髄性白血病(CML)の治療や予後は、グリベックの開発によって一変しました。 そして最近、これをさらに進化させたタシグナ、スプリセルという2つの新薬が登場し、完全治癒へ期待を大きくふくらませています。 異常な染色体の発現が引き金になる病気白血病は、白血球や赤血球などのもとになる造血幹細胞ががん化し、未成熟な白血球(白血病細胞)が、骨髄や...

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一生薬を飲み続けなくてもいい時代が来るかもしれない!? 完全治癒を目指して慢性骨髄性白血病の最新治療

2011年5月

自治医科大学 内科学講座血液学部門 准教授の 永井正さん 分子標的薬グリベックの登場で治療成績が劇的によくなった慢性骨髄性白血病。 最近では、スプリセル、タシグナといった新しい薬剤が出てきて、完全治癒を目指すことが新たな目標になっています。 グリベックの登場で一変 [慢性骨髄性白血病とは?] 永井 正:白血病・悪性リンパ腫がわかる本(法研)より 血液が作られる骨髄の中で、血液細胞の元になる...

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抗腫瘍効果が大きく、副作用が少ないレブラミドにより治療成績が大きく向上 患者さんに朗報!新薬の登場で治療の手だてが増えた多発性骨髄腫治療

2011年5月

亀田総合病院 血液・腫瘍内科部長の 末永孝生さん 新薬の登場で、がんの進行を以前よりずっと長く抑えられるようになってきた多発性骨髄腫。 そこへさらに2010年にレブラミドという新しい薬剤が加わり、多発性骨髄腫の治療は大きく変わった。 免疫を担う血液細胞ががん化する病気 [多発性骨髄腫で起こりやすい臓器障害] 高カルシウム血症 血中カルシウム値> 11㎎/㎗ ...

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多岐にわたる多発性骨髄腫の症状と、その診断法とは 早期発見・正確な診断で患者さん1人ひとりに合った治療を!

2011年5月

日本赤十字社医療センター 血液内科部長の 鈴木憲史さん 年々、患者数に増加傾向がみられる多発性骨髄腫。症状がさまざまで個人差もあるが、最近では、そのメカニズムが解明されつつある。 そこで、適切な治療をするために、どのような症状が現れ、どのように診断するのかを確認していきたい。 骨髄で増え、血液細胞を駆逐血液のなかには、さまざまな血液細胞がある。そのすべての源になっているのが、骨髄でつくられる...

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治療法がなかなかなかった難治性の病気に、延命への希望が生まれた 2種類の薬の登場により骨髄異形成症候群の治療は新時代へ!

2011年5月

自治医科大学医学部 内科学講座 血液学部門講師の 鈴木隆浩さん 難治性の血液がんの一種、骨髄異形成症候群に、昨年から立て続けに2種類の薬が承認され、治療の選択肢の広がりに希望が持てるようになってきた。 血球になる造血幹細胞が突然変異を起こす病気骨髄異形成症候群という病気は、一般にはあまり知られていない。調べようとしても一般向けの解説は少ないし、専門的な解説を読んでみると、染色体の話などが出てき...

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抗体療法と放射線療法を組み合わせた放射線免疫療法薬の実力 完治しにくい低悪性度タイプに放射線を駆使した治療薬が効果的

2011年5月

東京医科大学病院 血液内科講師の 後藤明彦さん リンパ腫細胞に取りつき、そこで周囲に放射線を照射するという新しい作用を持つ悪性リンパ腫の治療薬がある。 再発・難治性、低悪性度のB細胞性リンパ腫なら、80パーセントに奏効し、完全寛解率は64パーセントだという。 がん化したリンパ球がかたまりを作って増殖白血球の一種であるリンパ球が、リンパ節などでかたまりを作り、増殖するのが悪性リンパ腫だ。ホジキン...

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リツキサンに続き、ゼヴァリン、トレアキシン登場で治療成績が向上 新薬の登場で悪性リンパ腫治療に光明が!

2011年5月

国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科病棟医長の 渡辺隆さん 悪性リンパ腫の治療は、リツキサンの登場で大きく変わったが、さらに放射性同位元素を搭載した抗体・ゼヴァリンや、トレアキシンなど新世代の治療薬が登場。今後も有望な新薬が次々に登場する予定で、さらなる治療効果の上積みが期待されている。 適切な治療の基本は診断  [悪性リンパ腫の診断から治療開始までの過程]   &n...

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リスクの大きな造血幹細胞移植をやるべきか、いつやるべきかを判断する 再発リスクを測り、それに応じた治療戦略を立てる ~急性骨髄性白血病の場合~

2010年12月

群馬県済生会前橋病院 白血病治療センター長の 佐倉徹さん 65歳未満の合併症のない急性骨髄性白血病の患者さんでは、約80パーセントに完全寛解が得られても半数以上が再発する。 再発を防ぐために強力な化学療法や造血幹細胞移植が行われるが、その副作用は命に関わることもある。 そこで今、急性骨髄性白血病の再発リスクをさまざまな方法で計測し、それぞれに応じた治療戦略を立てようという試みが進んでいる。 急...

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