連載

コラム・レポート

実例紹介シリーズ第10回 34歳、独身で乳がん。生きがいが見つかりません

2022年3月

Q 34歳、独身で乳がん。生きがいが見つかりません 現在34歳の女性です。去年9月乳がんが見つかりました。コロナ禍で収入も減って不安もあったので、会社を辞め実家に戻って治療を受けました。治療は、手術と放射線治療のみで終わりました。しかし、乳がんのことを理解しない両親は、治療が終わったのだからそろそろ結婚しろとうるさく、また、地元の同級生たちの多くが結婚していて居心地が悪く、実家に戻って治療を受けた...

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腫瘍内科医のひとりごと 135 コロナ禍の中で 胃がん手術

2022年3月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Jさん(63歳女性)は、ひとり暮らしで、A消化器内科医院の事務をして10年になります。A院長とは同い年で、とても信頼されていました。コロナ流行が長く続き、最近は旅行も行けず、楽しみは、夕食で、ゆ...

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ドイツがん患者REPORT 89 ドイツで日本のアニメを見て その2

2022年3月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 健康保険のメリットとデメリット:ここで、ドイツの健康保険のメリットとデメリットを整理してみると、メリット:受診したときには、自己負担なくスタンダードな医療が受けられる。薬代は自己負担だが、それも収入の1%という上限があり、低所得者でも安心して医療を受けることができる。日本のようなきめ細かい医療を受け...

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実例紹介シリーズ第9回 ホルモン療法中止して子どもが欲しいのに、夫が反対しています

2022年2月

Q ホルモン療法中止して子どもが欲しいのに、夫が反対しています 私は結婚して2年、そろそろ子どもが欲しいと思っていた矢先の35歳で乳がんになりました。ホルモン受容体陽性ステージIIで全摘後、現在はホルモン療法中です。ホルモン療法は最低5年行い、治療中は妊娠できないと担当医からいわれました。これでは、治療を順調に終えても40歳すぎてしまいます。初めは、恐くてしっかり治療することしか考えていなかったの...

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腫瘍内科医のひとりごと 134 薬でがんの発生を予防できるのか?

2022年2月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数   薬やワクチンで予防ができるがん種も 薬で、がんの発生を減らしていると考えられるものについて挙げてみます。胃がん発生は、その大部分がヘリコバクター・ピロリ菌感染によることがわかっており、抗生物...

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ドイツがん患者REPORT 88 ドイツで日本のアニメを見て

2022年2月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 先日、日本のアニメをYouTubeで見た。僕は〝オタク〟がまだ一部の人の言葉であった世代だが、今も漫画やアニメを観るのが好きだ。外国にいてもYouTubeで日本のアニメが日本語で見られる時代になって、日本との距離がすごく短くなったように感じられる。アニメは2004~5年にかけての作品で、35年近く日...

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腫瘍内科医のひとりごと 133 新年 新しい時代です

2022年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 昨年までは悪夢のような2年間でした。新型コロナ感染症で重症化し、亡くなった患者さんはとても気の毒でした。助かっても、味覚障害などの後遺症が残った方がたくさんおられます。 コロナ感染入院患者に看護...

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実例紹介シリーズ第8回 進行がんで療養中。どう子どもと向き合っていけばいいのでしょうか

2022年1月

Q 進行がんで療養中。どう子どもと向き合っていけばいいのでしょうか 大腸がん4期とわかり、現在化学療法を行っています。治療日以外、なるべく普段どおりに過ごそうとしていますが、このところ横になる日が多くなってきました。将来のことを考えると悲しみや不安が大きく、これからやってくる死という現実にどう向き合っていけばいいのかわかりません。いちばんの気がかりは8歳の息子のことです。息子にはまだ私の病気のこと...

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ドイツがん患者REPORT 87 ドイツの医療用〝カナビス〟事情

2022年1月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 僕は2008年末に直腸がん肝転移がわかり、術前化学放射線治療、手術、術後化学療法のため人工肛門を1年付けた。その1年間はとてつもなく長く感じ、ほんの少し内臓が体外に出ているだけなのに人間ではなくなったという思いに捕われた。だから、人工肛門から解放されたときは本当にうれしかった。その後、2度再発したが...

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腫瘍内科医のひとりごと 132 2021年どんな年だったか

2021年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 コロナ(COVID-19)感染の蔓延防止・緊急事態宣言の繰り返しで過ぎた1年。東京オリンピック・パラリンピックが行われるかどうか、気をもんだ時期もありました。そして、総理の顔を変えての衆議院の選...

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