闘病記

がんの知識を集めれば集めるほど、彼は「がん患者」に仕上がっていきました 作家/慶應義塾大学文学部教授・荻野アンナ × 鎌田 實

2007年11月

がんとは何かという問いの中で、揺れながらも向き合った2人の心の軌跡 このほど、芥川賞作家で慶應義塾大学文学部教授の荻野アンナさんは、食道がんで逝ったパートナーと自分ががんと向き合った1年2カ月の軌跡を1冊の小説にまとめ刊行した。タイトルは『蟹と彼と私』。今回はこの小説に描かれたがん闘病の日々と、小説が誕生するまでの道のりをアンナさんとともに辿る。 おぎの あんな作家。慶應義塾大学文学部教...

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単に治療だけの病院ではなく、患者が患者をサポートできる場に 「がん患者の、がん患者による、がん患者のための病院」の誕生に奔走した女性

2007年10月

なかがわ けい 昭和33年福岡県福岡市生まれ。 広島女学院大学で日本文学を専攻し、インテリアメーカーを経て10年間中学教師として勤務。結婚を機に退職し、専業主婦として実父の介護などを経験。 2000年8月に乳がんが発覚し、2年後に再発。 2003年1月に発足した乳がんの患者会『きらら』の世話人代表として幅広く活躍している。 2005年には子宮がん患者を対象とした患者会『うらら』も立ち上げた 患...

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大腸がんを克服し見事に評論家生活に復帰した豊田泰光さんの闘病秘話 まさかの再手術。あのときは、生きて還れるような気がしなかった

2007年9月

豊田 泰光 とよだ やすみつ 昭和10年茨城県生まれ。 昭和27年水戸商遊撃手として甲子園出場。 昭和28年西鉄ライオンズ入団。新人王。 昭和31年リーグ優勝・日本1、首位打者、シリーズMVP。西鉄黄金時代の主力選手の1人。 昭和38年国鉄スワローズ(現ヤクルト)に移籍。 昭和47年現役引退。平均打率321厘。 近鉄コーチを経て評論活動へ。フジテレビ、文化放送、スポーツニッポンなどで野球解説。 2...

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治療の適応と限界を知って、自分らしい生き方を選ぶ なだらかな下り坂を豊かに過ごす「がんとの共存」人生

2007年9月

ぬかだ いさお 医療法人倫生会みどり病院理事長。 1940年神戸市生まれ。 1966年京都大学薬学部卒業、1975年鹿児島大学医学部卒業。 北九州健和会総合病院を経て、1980年から神戸みどり病院院長、2003年より現職。 1995年の阪神大震災直後には医療ボランティアに奔走、地域に根付いた医療活動に取り組む。 『孤独死』(岩波書店)、『いのち織りなす家族』(岩波書店)等、著書多数。 2003年、...

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がんとの出会い。ホスピス医ががんから学んだもの 人生は出会い。自然の摂理に身を任せて生きる

2007年8月

つねとう さとる 1959年大分県生まれ。 1985年筑波大学医学専門学群卒業。 1993年英国St.Christopher's Hospisにて研修。 1995年淀川キリスト教病院ホスピス長、 2001年大阪大学大学院人間科学研究科助教授、 2006年10月より大阪大学大学院医学系研究科に開設された日本初の緩和医療学の講座の教授に就任。 日本緩和医療学会(常任理事)、日本ホスピス緩和ケア協会(幹...

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がん緩和ケアのコンセプトが未だに理解されていないのが問題です 特別対談・岸本葉子(エッセイスト) × 向山雄人(癌研有明病院緩和ケア科部長)

2007年7月

がん患者さんの「苦痛」は終末期に限ったものではない。身体的苦痛や心理・精神的苦痛に対する治療・ケアなどがん治療の早期から、並行して行われることが大切である。今回は、エッセイストの岸本葉子さんががん体験者の視点で癌研有明病院緩和ケア科部長・向山雄人さんに向き合う。 きしもと ようこ1961年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業後、旅や日常生活、読書をテーマにしたエッセイが、同世代の女...

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フォトグラファー谷沢淳が語る 米国と日本をまたにかけた慢性骨髄性白血病との戦いの軌跡 再び南カリフォルニアの大波に乗る日を夢見て

2007年7月

谷沢 淳 やざわ じゅん 栃木県小山市生まれ。麗澤大学卒業。 2001年渡米。写真・サーフィン映像編集に携わる。 2005年5月、慢性骨髄性白血病移行期の診断。6月末、日本帰国。 2006年6月、造血幹細胞移植。 自然写真と詩を合わせた作品がライフワーク。 太腿の内出血 サーフィン関連の映像編集を手がける傍ら、ネイチャー・カメラマンとして多忙な日々を送っていた谷沢淳さんが、慢性骨髄性白血病を告...

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がんに負けなかったケーシー・ランキンさんのがんとの向き合い方 2人のドクターを「応援団長」にし、末期の食道がんで3年生存

2007年6月

ケーシー・ランキン けーしー・らんきん 1946年、米国カンザス州生まれ。 トランペット奏者の父とピアニストの母のもとで7歳からピアノを習う。 10代で日本人の妻・ヒロコさんと結婚し、71年から日本に永住。以来、さまざまな音楽活動をし話題を呼ぶ。 79年、吉野藤丸さんとともに「SHOGUN」を結成。デビュー曲『男たちのメロディー』は50万枚を売る大ヒットを記録し、ゴールデンシングル大賞、ゴールデン...

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数々のスクープをものにしたジャーナリストががんで学んだもの 夫婦ダブルでがんを乗り越えた「相手への思いやり」

2007年6月

ふじわら ゆうこう 1936年東京・墨田区生まれ。 日本大学芸術学部映画学科卒。共立通信社を経てテレビ芸能番組のレポーターを務め、以後フリージャーナリストとして数々の芸能事件をスクープする。 著書に『芸能界入試問題集』、『スターへの階段を駆ける少女』、『江利チエミ物語 テネシーワルツが聴こえる』、『美智子皇后の70年 女人抄』など。 伝記小説、ドキュメンタリー作品の取材、執筆に取り組んでいる。 ...

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肺がん4期。脳転移、骨転移を乗り越えて がんと共に3年を過ごして

2007年6月

山上愛さん [病歴] 2003年10月~ 非小細胞肺がんの4期と診断されイレッサによる治療を開始。 2004年6月 イレッサ中止、WT-1ワクチン療法の治験に参加 10月 治験を打ち切りイレッサ治療を再開 2005年1月 縮小が認められイレッサ治療を通院にて継続する 2005年8月 化学療法に変更。ジエムザール・パラプラチンで効果を認めず、 10月よりタキソテール・TS-1を...

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