暮らし

医療費制度の今後:がん患者さんも、他疾病患者さんも、健康な人も一緒に議論を! 救済制度の谷間からがん患者さんをすくい上げ、安心できる社会へ

2013年7月

東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門特任研究員の児玉有子さん 闘病中の患者さんを対象とした高額医療費に対するアンケートは今回で3回目。しかしそこには前回、前々回と変わらず、医療費に圧迫されるがん患者さんの苦しい現実があった。打開策はあるのか――。医療費支払限界額「1~2万円」に道遠し■図1 医療費が高くて治療を中断したことがあるか(複数回答)治療(薬も含む)を...

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がん医療経済:これからのがん医療費を、マクロ的視点から考える ベストな医療を受けるため、限られた財源を有効に使うには

2013年7月

「限られた中でどうやっていくか、その考え方の1つが『費用対効果』」という福田敬さん がん医療の現場では、治療効果を高めるため、日夜、新たな技術や新薬の開発・導入が努められている。一方で、それは国民や患者さんの費用増加という問題にかかわってくる。より良い医療が安心して受けられるよう、この負担をどのようにしていくかが課題となっている。技術の進歩によって上昇し続ける医療費がんに対して、日本では年間どのく...

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「つばさ支援基金」が第6期助成開始 高額療養費制度では救えない患者さんを救うために

2013年7月

血液がん患者団体「NPO法人 血液情報広場つばさ」代表の橋本明子さん 高額な医療費に苦しむ血液がんの患者さんを支えるために民間有志が設立した「つばさ支援基金」。その助成がこの春、第6期を迎えた。民間で患者さんの医療費を支えなければならない、その現実の裏側は――。        ●つばさ支援基金への問い合わせつばさ支援基金(日本臨床研究支援ユニット臨床研究コールセンター)フリーダイヤル 0120-7...

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公的介護保険

2013年7月

今回は、公的介護保険の仕組みについて解説します。「自宅で療養や緩和ケアしたいけれど、介護保険がわからない」――そんなときのために知っておきたい介護保険の活用法をまとめました。黒田尚子くろだ なおこ1992年大学卒業後、大手シンクタンク勤務中にFPの資格を取得。1998年にFPとして独立後、個人に対するコンサルティング業務のかたわら、雑誌への執筆、講演活動などを行っている。乳がん体験者コーディネータ...

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サバイバーの保険:完治後は緩和型保険に入れる可能性も 加入している医療保険やがん保険をしっかり活用

2013年7月

ほけんの窓口グループ・みんなの保険プラザ銀座支店支店長の髙橋章子さん 2人に1人ががんになる時代。医療保険・がん保険は、入院費や治療費などを補う大切な糧となる。今ある保険の活かし方は? がんになってからも新規加入できる? 医療保険、がん保険の活用に役立つポイントもご紹介しよう。がんになってからは保険に入れない医療保険やがん保険は、保険会社各社からさまざまに販売され、保障内容も年々充実してきている。...

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仕事との両立:「就労支援コーディネーター」の試みから見える相談支援のあり方 仕事と治療の両立に大事なのは、国や企業の対策と患者の発信力

2013年7月

厚生労働省の委託を受けて就労支援事業を行ったみずほ情報総研の田中陽香さん 「企業との対話には、第3者からのアドバイスが役立つようです」と話す志岐直美さん がん治療中や治療後も働き続けたいと希望する人が増えている。しかし、現実には、がんを抱えながらの就労にはさまざまな困難が伴い、治療と仕事の両立を支える社会環境の整備や、人々の意識の変化が求められている。3人に1人が離職・休職■図1 がん診断後の職業...

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がんとお金対談:がんになっても仕事がしたい…… 納得できる「就業」のための共助と自助

2013年7月

たかはしみやこ 1984年岩手医大卒業後、東京慈恵会医大、立川中央病院などで内科臨床に従事。東京大学大学院で博士(保健学)を取得。同大講師、獨協医科大学准教授を経て、2013年4月から国立がん研究センターがん対策情報センターがんサバイバーシップ支援研究部長 くろだなおこ ファイナンシャルプランナー。1969年、富山県出身。大手シンクタンク勤務を経て1998年にファイナンシャルプランナーとして独立。...

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相続放棄で家は?

2013年7月

父親が大きな負債を抱えたまま、がんで亡くなりました。残された親族は相続放棄をしたいのですが、母と私たち兄弟2人だけが放棄しても、遠い親族にも迷惑がかかるとも聞きました。音信のない親族もおり、困っています。また、今住んでいる家だけでも手放さずにいることは可能でしょうか?(新潟県 会社員 45歳)解決人 渥美雅子 あつみ まさこ弁護士として家族問題、遺産相続などを専門に活躍。2003年「女性と仕事の未...

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親の治療費を払いたくない

2013年6月

解決人 渥美雅子あつみ まさこ 弁護士として家族問題、遺産相続などを専門に活躍。2003年「女性と仕事の未来館」館長を務める。2005年男女共同参画社会作り功労者内閣総理大臣表彰を受賞。『子宮癌のおかげです』など著書多数平凡な主婦です。田舎の施設に1人で住む父親の件で相談します。ひとりっ子の私は、地方の高校を出てから東京で暮らしており、感情のもつれもあって父とは音信不通状態です。このほど、施設から...

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ゆるゆるセルフケア!(67)「前後にゆっくり重心移行」

2013年6月

森川那智子(もりかわ なちこ)こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。『こころがラクになる本』(大和書房)『リラックスヨガ』(成美堂出版)など著書多数こころとからだクリニカセンター http://www.kokokara.co.jp/ 白隠禅師のマインドフルネ...

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