2013年7月
厚生労働省の委託を受けて就労支援事業を行ったみずほ情報総研の田中陽香さん 「企業との対話には、第3者からのアドバイスが役立つようです」と話す志岐直美さん がん治療中や治療後も働き続けたいと希望する人が増えている。しかし、現実には、がんを抱えながらの就労にはさまざまな困難が伴い、治療と仕事の両立を支える社会環境の整備や、人々の意識の変化が求められている。3人に1人が離職・休職■図1 がん診断後の職業...
2013年7月
たかはしみやこ 1984年岩手医大卒業後、東京慈恵会医大、立川中央病院などで内科臨床に従事。東京大学大学院で博士(保健学)を取得。同大講師、獨協医科大学准教授を経て、2013年4月から国立がん研究センターがん対策情報センターがんサバイバーシップ支援研究部長 くろだなおこ ファイナンシャルプランナー。1969年、富山県出身。大手シンクタンク勤務を経て1998年にファイナンシャルプランナーとして独立。...
2013年7月
父親が大きな負債を抱えたまま、がんで亡くなりました。残された親族は相続放棄をしたいのですが、母と私たち兄弟2人だけが放棄しても、遠い親族にも迷惑がかかるとも聞きました。音信のない親族もおり、困っています。また、今住んでいる家だけでも手放さずにいることは可能でしょうか?(新潟県 会社員 45歳)解決人 渥美雅子 あつみ まさこ弁護士として家族問題、遺産相続などを専門に活躍。2003年「女性と仕事の未...
2013年6月
解決人 渥美雅子あつみ まさこ 弁護士として家族問題、遺産相続などを専門に活躍。2003年「女性と仕事の未来館」館長を務める。2005年男女共同参画社会作り功労者内閣総理大臣表彰を受賞。『子宮癌のおかげです』など著書多数平凡な主婦です。田舎の施設に1人で住む父親の件で相談します。ひとりっ子の私は、地方の高校を出てから東京で暮らしており、感情のもつれもあって父とは音信不通状態です。このほど、施設から...
2013年6月
森川那智子(もりかわ なちこ)こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。『こころがラクになる本』(大和書房)『リラックスヨガ』(成美堂出版)など著書多数こころとからだクリニカセンター http://www.kokokara.co.jp/ 白隠禅師のマインドフルネ...
2013年6月
「がん種に合わせた食べ方で食事を楽しみましょう」と話す須永将広さん 毎日の食事は、がん患者さんにとって大きな楽しみの1つだ。過酷な手術を経たあとには、日常に復帰した証しともなる喜びである。食事の作り手が愛情を込めた料理は、患者さんの何よりの励みにもなるはずだ。しかし一方では、手術や化学療法などのがん治療によって、身体に変化が起こっている。そんなとき、何をどのくらい食べて良いのか、食事への不安を抱き...
2013年6月
「遠慮せずストーマ外来を一度は訪れて活用するように」と松浦信子さん 直腸がんなど消化器がんの手術後、ストーマを造設するケースが増え、漏れやにおいなどのトラブルに悩む患者さんが後を絶たない。ストーマ外来で患者さんの相談にあたっているWOC看護師に、ストーマ・ケアのA・B・Cをアドバイスしてもらった。おなかにつくる便の排泄口■写真1 単孔式ストーマと双孔式ストーマストーマとは、手術でおなかにつくる便や...
2013年6月
西野真紀さん西野真紀さん(38歳)は、医薬品臨床開発のサービス事業を展開する外資系会社に勤務中、子宮頸がんになった。35歳のときだ。年次有給休暇、会社独自の病気休暇、傷病手当金、高額療養費制度を利用して療養した。職場復帰は、短時間勤務からスタート。きわめてスムーズな復帰を遂げた。充実した仕事と子宮頸がんの罹患西野さんは、大学卒業後、製薬会社の委託で新薬の臨床試験業務などを行う外資系日本法人に入社。...
2013年6月
黒田尚子 くろだ なおこ 1992年大学卒業後、大手シンクタンク勤務中にFPの資格を取得。1998年にFPとして独立後、個人に対するコンサルティング業務のかたわら、雑誌への執筆、講演活動などを行っている。乳がん体験者コーディネーター今回は「医療費のクレジットカード払い」です。最近では、病院でもクレジットカードが利用できるようになっています。そのメリットや賢い利用法、便利なサービスなど知っておきたい...
2013年5月
FP黒田尚子 くろだ なおこ 1992年大学卒業後、大手シンクタンク勤務中にFPの資格を取得。1998年にFPとして独立後、個人に対するコンサルティング業務のかたわら、雑誌への執筆、講演活動などを行っている。乳がん体験者コーディネーター今回は「年金の繰上げ受給」についてです。公的年金受給は65歳からが原則ですが、治療費や生活費でどうしても早めにお金が必要な場合、年金を前倒しでもらう方法があります。...