検査・治療法

有効な治療成績も出てきた!肝がんの再発予防のための樹状細胞ワクチン療法

2015年6月

「肝がんの再発予防として樹状細胞ワクチン療法を行っています」と話す小寺由人さん 肝がんには大きく分けて、肝細胞がんと肝内胆管がんがあるが、両者ともに再発しやすく、たちの悪いがんと言えるだろう。この肝がんの再発予防を目的として、自己のがん組織を利用した樹状細胞ワクチン療法が効果を示しているという。 手術後に再発しやすい肝がんを対象に先進医療として実施 第4世代の免疫療法である免疫ワクチン療法は、昨今...

詳細はこちら

他科とスクラムを組み、最良の治療を届けるための努力を惜しまない

2015年6月

萬 篤憲 独立行政法人国立病院機構東京医療センター放射線科医長東京医療センター放射線科医長の萬 篤憲さん前立腺がんに対する小線源療法の総本山とも称される国立病院機構東京医療センター。その黎明期から治療に携わってきたのが、放射線科医長の萬篤憲さんだ。放射線治療に関しては、マスコミの影響もあり、どうしても最先端の治療法や医療機器に目が行きがちだが、緩和ケアにも力を入れている萬さんは、放射線科や放射線科...

詳細はこちら

充実した医療スタッフのもとで、層の厚い緩和ケアを提供

2015年6月

敬意をもって患者さんに接し、温かみのあるケアを提供する林 章敏さん 聖路加国際病院緩和ケア科部長 敬意をもって接することが基本緩和ケアにおいては、敬意をもって患者さんに接するのが基本だと考えています。そして温かみのあるケアを提供する、これが最も大事な点です。カンファレンスでも、洗礼を希望する患者さんのいることが報告されていましたが、緩和ケアの最終的な役割はスピリチュアルに関するものであると思ってい...

詳細はこちら

病気はもちろんのこと、患者さんやご家族の困り事にも耳を傾けサポート

2015年6月

深澤りつクリニック院長の深澤立(左)さんと副院長の黒田俊也さん。午前中は外来診療、昼休みに在宅患者さん宅を訪問、午後4時ごろに戻ってきて、午後の外来診療を開始するという、非常に多忙なスケジュールを送っている 深澤りつクリニック 〒224-0003神奈川県横浜市都筑区中川中央1-28-20CKビル3FTEL:045-914-6330 FAX:045-914-6332URL:www.ritsu-c.c...

詳細はこちら

副作用はこうして乗り切ろう!「抗がん薬治療中の吐き気」

2015年6月

やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬治療はひどい吐き気を伴う、と決め込んでいませんか? 今は、治療前に適切な制吐薬を使うことで、吐き気そのも...

詳細はこちら

緩和ケアとは患者・家族のつらさを和らげ、より豊かな人生を送れるように支えること

2015年5月

「治療を受けている段階から患者さんが生活しやすいようにサポートしていくのが緩和ケアです」と語る林 章敏さん 緩和ケアに関してはいまだに誤解が多く、がんの終末期のケアと考えられがちだという。体や心の苦痛を取り除き、より豊かな人生を送れるように、患者さんやその家族を支えていくのが緩和ケアである。正しく理解してもらうための基礎知識をまとめてみた。 終末期のケアから症状を緩和するケアへ 緩和ケアとは何かを...

詳細はこちら

いかに上手く痛みを表現できるかで、質の高い疼痛治療が受けられるかが決まる!

2015年5月

「患者さんは自分の痛みを医師にしっかり伝えて、痛みの治療に参加することが大切です」と語る余宮きのみさん 緩和ケアで使われる薬の種類は多くなり、様々な痛みに対応できるようになってきた。だからこそ、自分の痛みを上手く医師に伝えることが重要だと専門家は話す。それにより質の高い疼痛治療が受けられるかどうかが決まるからだ。 痛みをしっかりと伝えることが大切 痛みは見えない。画像でがんの大きさを見ることができ...

詳細はこちら

痛み治療はがん治療の一部。患者さんは痛みを積極的に訴えることが大事

2015年5月

「痛みの治療はがん治療の一部。痛みはありのままに伝えて下さい」と語る佐藤哲観さん 麻薬系鎮痛薬に対する患者さんの誤解は未だに多い。そうした中、2014年に発刊されたのが、日本緩和医療学会が作成した『患者さんと家族のためのがんの痛み治療ガイド』だ。これは、患者さんや家族に向けて初となるがんの痛み(がん性疼痛)治療に関するガイド。痛み治療はがん治療の一部であり、患者さんは積極的に痛みを訴えて欲しいと専...

詳細はこちら

がんの痛みを取り除く神経ブロック療法

2015年5月

「神経ブロックによる疼痛緩和を選択肢に加えてほしい」と語る安部洋一郎さん がん性疼痛に効果を発揮するのは、薬だけではない。神経ブロックという方法がある。痛みの信号を遮断して、感じなくさせる方法だ。疼痛薬は全身に作用するため便秘や眠気などの副作用も生じるが、神経ブロックにはそれらがなく、ADL(日常生活動作)を上げる効果もあるという。 専門家が行う痛みの治療 日本緩和医療学会の『がん疼痛の薬物療法に...

詳細はこちら

がん終末期は時期に適した栄養管理が必要

2015年5月

「終末期は前期と後期で栄養の摂り方が異なります」と話す神奈川県立がんセンターの吉川貴己さん がん患者さんにとって食事はQOL(生活の質)を左右する重要なもの。がんが進行すると、がん特有の代謝異常によって「悪液質」になり、著しい体重減少が起こると言われている。「悪液質」とはどんな病態か、終末(ターミナル)期はどのように栄養をとればいいのか、食事のサポートのしかたも含めて専門医に伺った。 がん特有の代...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!