2012年1月
はたの るりこ1982年読売新聞社入社。経済部を経て、1989年外報部(現・国際部)に異動。読売新聞社初の女性特派員としてワシントン支局、ジャカルタ支局、ローマ支局を経て、2008年調査研究本部。2010年2月に乳がんと診断される。2011年4月より読売新聞社のサイト「yomiDr.(ヨミドクター)」にブログを掲載。 全国紙の国際部という報道の第一線で仕事をしてきた女性記者が、自らの乳がん体験を...
2011年12月
今利紗紀さん (団体職員) いまり さき 1983年生まれ。2004年の中京大学体育学部2年生のときに左膝に骨肉腫を発症し、人工膝関節置換術を受ける。翌年、再発・肺転移への治療を経て、2007年教員免許を取得。2009年、「運動器の10年世界運動キャンペーン」のイベントでオーストラリア大陸を電動アシスト付き自転車で走破 人工膝関節の見本をもった今利さん。重さ約2キロの金属の塊はいかにも重い。運動器...
2011年11月
増元幸司さん (フォトグラファー) ますもと こうじ 1968年生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社にカメラマンとして勤務。99年に独立し、商業写真の撮影とともに独自の制作活動を行っている。2010年に3期の舌がん発症。舌の右半分と頸部リンパ節を切除し、腕の皮と血管を移植して舌を再建した。今年から仕事も制作活動も再開 商業写真の"カメラマン"として活躍しつつ、"フォ...
2011年10月
佐々木サチ子さん (ふれあいサロン主宰) ささき さちこ 1940年生まれ。生保会社で育成所長を務めた後、民生委員の仕事やボランティア活動に邁進。2009年、乳がん4期と診断され、右乳房を全摘。骨転移も見つかり、「余命3カ月」と宣告される。現在も化学療法を継続しながらも、ボランティア活動などを再開し、人生を楽しんでいる ある時は生保会社の育成所長、ある時はギャンブラーとして華やかな世界で活躍してき...
2011年9月
佐藤千津子さん (アロマテラピーサロン経営) さとう ちづこ 1971年生まれ。服飾雑貨店の経営者として順風満帆だった2007年、希少がんの1つ、小腸がんと宣告される。3度手術し、2つの人工肛門を持つオストメイト。抗がん剤治療や免疫療法を行いながら、アロマテラピーのサロンを立ち上げる。現在も抗がん剤治療中。2 児の母でもある 告知された病名は、数10 万人に1 人しかかからない「小腸がん」。 手術...
2011年7月
藤本いづみさん (看護師) ふじもと いづみ 1962年生まれ。高校卒業後、看護師の道へ進む。2009年、ステージ3bの腎がんが判明し、右の腎臓と副腎を全摘。肺転移の治療のため、サイトカイン療法を行った後、現在は分子標的治療を継続中。「天職」と自認する看護師の仕事と趣味のテニスが治療の原動力となっている 「なぜ自分だけが、がんに……」と惨めな思いに苦しんだこともある。...
2011年6月
豊 秀之さん (美容師・実業家) とよ ひでゆき 1963 年生まれ。神戸を拠点に美容師として活躍中、2008 年9 月に直腸がんが判明。 翌年手術を受ける。がんをきっかけに、美容師を引退。がん患者団体支援機構をはじめ、さまざまながん患者会と関わりながら、美容師によるがん患者支援活動に奔走している 大腸がんになった経験を通して、人を思いやる気持ちの大切さを痛感し、大きく人生の方向転換をした豊 秀...
2011年5月
荒多惠子さん (写真家) あら たえこ 1963 年生まれ。30 歳で写真を撮り始める。04 年に乳がんを発症し、右乳房を全摘。07 年、「『胸神(muna kami)』─乳がんになった日から─」で第13 回土門拳文化賞奨励賞を受賞。現在も写真家として活動し、写真ワークショップ「セレーネ」を主宰するほか、がん患者の支援活動も行っている 乳がんの手術で右胸を失ったことによる...
2011年4月
小野允雄さん (弁護士) おの まさお 1939 年生まれ。中央大学法学部卒業後、東京や地元青森で弁護士として活躍中。2002年にステージ4の大腸がんが判明し、「5年生存率ゼロパーセント」と言われる。腹膜播種や再発、術後の後遺症や化学療法の副作用と闘いながらも無事生還し、今年丸9 年を迎える ステージ4 の大腸がんで、5 年生存率ゼロパーセント。 腹膜播種や繰り返す再発、術後の後遺症や化学療法の...
2011年3月
ぱんつぇった きくこ1986年、イタリアに渡り、磁器学校に留学。88年、パンツェッタ・ジローラモさんとの結婚を機に帰国。夫とともにイタリアについて紹介するほか、イタリア家庭料理教室の主宰を務める。07年に子宮頸がん発症するも、08年、イタリア家庭料理店「コチネッラ」をオープン。 子宮頸がんのつらい闘病や後遺症と闘いながら、イタリア料理店をオープンさせたパンツェッタ貴久子さん。西洋医学と東洋医学、...