闘病記

がんと生きる

胸・子宮・卵巣、女性機能をすべて切除。どん底から這い上がったその強さの秘密 2度の乳がんは、本来の自分自身を取り戻すためのレッスンだった

2010年11月

細谷真美さん (心と体の癒しのサロン「Mamiy」経営) ほそや まみ 高校時代にスカウトされ、モデルとしてショーやCMなどで活躍。大手電機メーカーのOLを経て、24歳で結婚、専業主婦に。44歳のときに右胸に、49歳のときに左胸に乳がんが発覚。その後、子宮筋腫と卵巣嚢腫を患い、左右の乳房と子宮、卵巣を切除。がんを機に、自分の人生を振り返り、離婚し、現在はセラピストとして、心と体の癒しのサロン「M...

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がんと歩んだ6年間は、深い絆で結ばれた2つの魂による巡礼の旅のよう 母子二人三脚で離婚、乳がん、再発と闘う

2010年9月

中野咲子さん (仮名 41歳 在宅療養中) なかの さきこ 1969年生まれ。35歳のときに左乳房にがんが発覚。全摘手術を受け、その後放射線治療およびホルモン療法を実施。06年に再発、現在も抗がん剤治療を続けている 娘の存在が前向きに生きる原動力に 娘さん1歳のときの写真。中野さんにとって娘さんは、かけがえのない存在であり、かつ「一緒にがんと闘ってきてくれた戦友」でもある 埼玉県にある...

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47歳でサルサにのめり込んだ元敏腕芸能プロデューサーの体からがんが消えた…… 踊ることによって、内なる生命力を呼び覚ました!?

2010年8月

渡部洋二郎さん (「サルサ・ホットライン・ジャパン」代表) わたべ ようじろう 1948年生まれ。大学卒業後、大手芸能プロダクションに入社。山下久美子、大沢誉志幸など数多くのミュージシャンの宣伝やプロデュースを手がける。その一方で30代のときにサルサと出合い、サルサのおもしろさにのめり込み、自らも踊る傍ら、97年に現在の「サルサ・ホットライン・ジャパン」を設立、サルサのPR活動を始める。2005...

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死に対する恐怖心を感じないのは物理学的死生観のお陰 患者にとって必要な情報を――副作用に苦しんだ自身の体験を克明に公開

2010年7月

豊田博慈さん(元物理教師) とよだ ひろし 1930年東京新宿区生まれ。東京教育大学理学部に進学し、理論物理学を学ぶ。卒業後は都内の中学・高校で教鞭をとるかたわら、戦後初めて旧ソ連の物理教育を日本に紹介、この分野のパイオニア的存在に。2001年前立腺がんを発症。重粒子線治療を受ける傍ら、自らの治療体験をホームページで公開している 自身のがん治療記録をホームページ上で公開 その克明な記述と豊富な...

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若くして乳がんになっても、私は、生・き・る

2010年7月

初発30歳がんになって、以前よりずっと行動的な人間になった気がします堀内祥子さん(仮名 30歳) 平成21年、30歳になったのを機に受診した乳がん検診で、がんが見つかる。乳がんについての猛勉強と患者会の助言を参考に、自分の納得のいく病院で乳房温存手術。その後は放射線治療を受けた 抽選で当たって受けた乳がん検診 乳がんの告知を受けたのは平成21年11月のことです。きっかけは市の乳がん検診でした。市の...

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乳がんが再発、したいことリストを作り、「今」を思う存分生きる 病人としてではなく、自分らしく生きたい

2010年6月

仲西実穂さん 主婦 なかにし みほ 1965年生まれ。幼いころから物作りが好きで、「看板製作」の仕事に関わる。2005年、40歳のときに左乳房にがんが発覚。2年後に肺に転移。現在、抗がん剤治療中。再発がわかった後、「今したいことリスト」を作り、自転車長距離イベントなどに挑戦し続けている 乳がん手術から2年。肺に転移 乳がん手術からちょうど2年目、2007年8月に医師から肺転移を告げられた。42...

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看護師、患者を経て――患者と医療者をつなぐ架け橋に! 「できない自分」を認めることから生きる心の余裕が生まれた

2010年5月

射場典子さん NPO法人ディペックス・ジャパン理事 いば のりこ 1963年生まれ。84年に順天堂看護専門学校卒業後、看護師として順天堂大学病院に勤務。その後米国留学を経て、ターミナルケアについて学ぶため聖路加看護大学大学院に進学。卒業後は大学の教員として、後進を指導。42歳で卵巣がんが発覚。病気後は大学を辞め、「体験者の声を届け、患者さんを支えたい」と、NPO法人ディペックス・ジャパンで活動し...

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自分を救ってくれた歌を通じて、私も誰かのために祈りたい 死力を尽くして自分らしく生きることを選んだ、ゴスペルシンガー・KiKi(ゲーリー清美)さん

2010年4月

きき1968年生まれ。北海道出身。幼い頃からピアノや歌を習い、27歳のときに渡米。そこで、ゴスペルと運命的な出合いを果たす。日本に帰国後、シンガーとしての活動を広げ、03年にはCDデビュー。05年、乳がんが発覚。08年に再発。少しでも多くの人に、自分の歌と生き方を知ってほしいと、現在も全国で音楽活動を続けている。 「どれだけ長く生きるか」よりも「どれだけ深く生きるか」―。ゴスペルシンガーとして活...

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自らの体験を機に、魔法の帽子「ウィッシング・キャップ」を発案 命さえあれば、何でも乗り越えていける

2010年3月

伊佐美佐さん (有)ISAMISAデザインスタジオ代表 いさ みさ 1961年生まれ。大学卒業後、一貫して婦人服の企画・デザインに従事。41歳のとき、心臓の上に奇形腫が見つかる。化学療法、手術を行い、今年で術後8年目を迎える。退院後は、自らの体験を機に、抗がん剤の副作用で脱毛した患者さん向けに、着脱可能な付け髪が付いた「ウィッシング・キャップ」を発案。現在、全国の患者さんの声に耳を傾けながら、「...

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がん体験者ならではのできることを追求し見つけ出した「再現美容師」という職業 がんと苦闘している患者さんをきれいにしてあげたい

2010年2月

菅谷利恵子さん 再現美容師 すがや りえこ 1961年生まれ。美容専門学校卒業後、80年に横浜元町の美容室に就職その後サロンワークなどに従事。43歳のとき、婦人科検診で子宮頸がんが発覚、手術。その後08年9月にNPO法人日本ヘアエピテーゼ協会認定の「再現美容師」の資格を取得。08年11月には神奈川県横浜市に医療用ウィッグ専門の美容室、コワフュール・ド・コンフェッティをオープンさせる 自らのが...

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