がんの薬事典

アバスチン(一般名:ベバシズマブ)肺がん患者にも使えるようになった血管新生阻害剤

2010年2月

アバスチンは分子標的薬の1つで、がんに栄養や酸素を補給する血管が作られないようにしてがんの成長を妨げる薬です。日本では、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」に対してのみ使用が認められていましたが、米国、欧州に続いて、日本でも09年11月に「扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」への適応追加の承認が得られ、肺がん治療に新たな治療選択肢が加わることになりました。 がん細胞の血...

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タシグナ(一般名:ニロチニブ)グリベックの服用継続が難しい患者さんに大きな福音

2010年1月

タシグナは、慢性骨髄性白血病の患者さんのうち、グリベック(一般名イマチニブ)が効果不十分、もしくは副作用などにより中止せざるを得ない人を対象としています。 慢性骨髄性白血病治療を一変させる治療効果を持ったグリベックでも、十分な効果を得られなかった患者さんにとって、大きな福音となる薬剤です。 慢性骨髄性白血病の治療を一変させたグリベック 慢性骨髄性白血病は、赤血球や白血球、血小板などの血液細胞を作る...

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アリムタ(一般名:ペメトレキセドナトリウム水和物)非小細胞肺がんの「非扁平上皮がん」にはアリムタ

2009年11月

アリムタ(一般名ペメトレキセドナトリウム水和物)は、アスベストの曝露が原因とされる悪性胸膜中皮腫患者に有用性が確認された世界で初めての薬剤です。そして、2009年5月、アリムタは「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」にも適応症を拡大しました。 今回の適応症の拡大は、これまで有効性に大きな違いがなかった肺がん治療に、薬剤選択の明確な基準を設けるものとなりました。 非扁平上皮がんの生存期間を延長 肺...

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タキソテール(一般名:ドセタキセル)前立腺がんの患者さんの生存期間を延ばし、QOLを改善した抗がん剤

2009年10月

これまで、ホルモン療法の効かなくなった進行期の前立腺がんの患者さんに対しては、効果的な治療法はなく、緩和的治療が行われてきました。 2008年8月に抗がん剤タキソテール(一般名ドセタキセル)が前立腺がんへの適応追加の承認を取得し、前立腺がんの治療に大きな変化をもたらしました。 タキソテールはステロイド剤と併用することで、前立腺がん患者さんのQOL(生活の質)を改善し、生存期間を延長させる効果もある...

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ティーエスワン(TS-1)配合顆粒(一般名:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)経口抗がん剤TS-1に飲みやすさ向上のため顆粒剤が新たに登場

2009年9月

TS-1は日本で開発され、胃がんの治療薬として1999年に承認後、大腸がん、乳がんなど適応範囲を広げてきました。効果はもちろん、飲み薬なので外来治療に適しているなど、使いやすさの点でも高い評価を受けています。 しかし、カプセルより顆粒を好む患者、高齢の患者、嚥下困難な患者の中にはカプセル剤をうまく飲み込めない人も少なからずいました。そこで開発されたのが、水に溶けやすく服用しやすいスティック包...

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グラン(一般名:フィルグラスチム)「好中球減少症」を改善し、化学療法をサポートする注射薬

2009年8月

抗がん剤が効いていても、副作用として起こる好中球減少症によって、治療を中断しなければならないことがあります。抗がん剤の減量や、投与スケジュールの変更を余儀なくされることもよくありました。これらの副作用を改善したのが、グランです。 好中球を増やし、好中球の機能を亢進させる作用を持つこの薬は、好中球減少症を改善させることで、がんの化学療法をサポートします。 化学療法の副作用「好中球減少症」を改善 がん...

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アンプリコアHPV 子宮頸がんの原因であるHPVを調べる検査薬

2009年7月

子宮頸がんは早期に発見できれば、治る可能性が高いのですが、進行して発見されるケースも少なくありません。背景には、子宮がん検診を受ける女性が少ないことがあります。 また、子宮頸がんの原因の大半はHPV(ヒトパピローマウイルス)と呼ばれるウイルスです。 HPVに感染しているかどうかは、簡単な検査で調べることができます。「アンプリコアHPV」は、13種の高リスク型HPVに感染しているかどうかを調べる検査...

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ネクサバール(一般名:ソラフェニブ)日本で初めての根治切除不能、転移性の腎細胞がんの分子標的治療薬

2009年6月

ネクサバールは、日本で初めて、根治切除不能または転移性の腎細胞がんを適応症として製造販売承認を取得した経口の分子標的治療薬です。 細胞増殖や血管新生(がん組織への血液供給)にかかわる複数のキナーゼ(がん細胞の増殖に関与する酵素)を阻害し、腎細胞がんの増殖を抑えます。そしてそれによって患者さんの無増悪生存期間を延長する、従来の治療法とはまったく異なる新しい腎細胞がん治療薬です。 日本初の腎細胞がんを...

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スプリセル(一般名:ダサチニブ水和物)グリベック耐性の慢性骨髄性白血病の治療に新たなページを開く新薬

2009年5月

慢性骨髄性白血病の治療は、グリベック(一般名イマチニブ)の登場で大きく変わりましたが、すべてが解決したわけではありません。もともとグリベックが効かない人もいるし、耐性で効かなくなる人もいるからです。 スプリセル(一般名ダサチニブ)は、そういった人たちの第2次治療で効果が期待されています。また、フィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ性白血病の治療にも使われます。この分子標的薬の登場によって、白血病治...

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メタストロン(一般名:ストロンチウム-89)骨転移の苦しい痛みを緩和する放射性医薬品

2009年4月

多発性の骨転移の疼痛緩和に効果がある放射性医薬品メタストロン(一般名ストロンチウム-89)が2008年秋に発売された。 海外ではすでに20~30年前から使用されているのに対し、日本では遅れていた。発売後も普及がなかなか進まないのは、この薬の安全管理や設備投資に対する診療報酬がなく、医療機関の負担となっていることが大きな原因だ。今後の診療報酬が変わることに期待したい。 骨転移の痛みを止める放射線治療...

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