2010年9月
『STAND UP!!』を立ち上げた若きがん患者の志とエネルギー全国の若年性がん患者さんを支える土台になりたいまつい もとひろ 1986年大阪府生まれ。2001年神奈川県桐蔭学園高校1年10月、悪性リンパ腫を発症、国立がん研究センター中央病院に入院。約8カ月間の治療後、高校2年5月復学。高校3年12月まで抗がん剤治療と外来治療で通院。2005年浜松医科大学医学部入学。現在同6年生 すずき みほ 1...
2010年8月
すわ くにお 東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。 COPDとは慢性閉塞性肺疾患(肺気腫と慢性気管支炎)のことで、一般にCOPDでは、がんの手術が難しくなります。術後呼吸器合併症が起こりやすいのが最大の理由で、とくに肺がんでは肺合併症が...
2010年8月
言葉がなくても、手を通してコミュニケーションができるリンパドレナージによって、患者さんの生きる力を引き出すさとう かよこ 神奈川衛生学園専門学校卒業。鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師。ドイツ徒手リンパドレナージ協会公認フェルディ・クリニック認定セラピスト。2000年4月、フェルディ専門学校で、セラピスト養成のための教員免許も習得。現在、後藤学園付属リンパ浮腫研究所所長として、リンパ浮腫療法を行ってい...
2010年7月
すわ くにお 東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が大きな原因で、その予防ワクチンが実際に使われ始めました。そこまでは知っていましたが、2010年3月になって、一部の方々が「国庫補助を」と訴えて...
2010年7月
「がんばらない」から「がんばる」生き方への「オヒョイ」流転換 早稲田大学演劇科を中退したあと、パントマイム、振り付け、俳優、声優、タレントなどの分野で、飄々とした存在感を発揮してきた藤村俊二さんは、50歳を過ぎてから「病気の宝庫」を自認するほど、大病を繰り返してきた。56歳のときには胃がんの手術で、胃の3分の2を切除している。しかし、「オヒョイ」の愛称どおり、飄々たる生きざまは変えなかった。&nb...
2010年6月
すわ くにお 東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。子宮頸がんに対するワクチン承認というニュースに触発されて、「がんワクチン」を調べました。上記は「がん予防ワクチン」ですが、調べてみると治療用ワクチンの記述のほうがずっと多くあります。それは...
2010年6月
国立がんセンター元総長が最愛の妻をがんで亡くし、その絶望の淵からこうして立ち直った 日本のがん医療の総本山とも言える、国立がんセンター元総長の垣添忠生さんが書いた『妻を看取る日』が、がん患者さんやがん医療関係者を中心に、静かな共感を呼んでいる。青年医師になったばかりのころに、駆け落ち同然にして結婚した最愛の伴侶を亡くして、さすがの垣添さんも強烈な喪失感に襲われた。そのどん底から這い上がった垣添さん...
2010年5月
すわ くにお 東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。この連載で、まだ「がんの放射線治療の歴史」をテーマに扱ったことがないと気づきました。インターネットには古い情報もあって、歴史の勉強も可能です。調査の結果、日本語のサイトだけでは充実した記述...
2010年5月
希望学をやっていて「まんざらじゃない」という言葉が好きになりました希望――それは人生という物語を一生かけて紡いでいくことげんだ ゆうじ 1964年島根県生まれ。現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は労働経済学。2001年『仕事のなかの曖昧な不安 揺れる若者の現在』でサントリー学芸賞及び日経・経済図書文化賞授与。2005年より東京大学社会科学研究所の全体プロジェクトの希望学のリーダーとして活躍中。...
2010年4月
すわ くにお 東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。 「がんは痛くない」といいます。がんの性質から考えて納得できますが、それでもいろいろな経路で「痛くなることはある」ので、「腹痛」とがんの関係を調べてみました。腹痛に関係する臓器の数と種類...